81. 車両の免責金額を上げると1万円も保険料が安くなるケース
「中古車なので車体がつぶれてもかまわない」という人なら、車両保険に入らないことで自動車保険料はグッと下がる。「この
金額までは自己責任で支払う」という免責金額を高く設定して保険料を下げる裏ワザも。免責金額を0円から10万円にすると、1万〜2万円程度は節約できる。

生命保険

82. 最先端のおトクな商品低解約返戻金型保険とは?
「今、貯蓄性の高い生命保険として脚光を浴びているのが、低解約返戻金型保険。払込期間が長く、その期間に解約してしまうと返戻金が非常に少なくなる代わりに、支払い満了後の返戻率が高く設定されています。『学資保険代わり』に加入する人が増加中です」(中村さん)。三井住友海上あいおい生命の「低解約返戻金型定期保険」や富士生命「E −終身」などが、こうした保険のラインアップ。法人の社長が退職金代わりの保険として契約することも多いようだが、高い運用利率を考えると、個人で加入する手もありそう。

「払込期間ができるだけ短くて、一括前納できるもののほうが有利」(中村さん)

83. 保険料はクレジットカード払いでポイントゲット!
保険料の支払いは年一括払いのほうが安い。さらに、クレジットカード払いならカードのポイントが付く分、さらにおトク。ク
レジット払いに対応しているのは、日本生命、メットライフアリコ、オリックス生命、損保ジャパンDIY生命、NKSJひまわり生命、東京海上日動あんしん生命、ネクスティア生命、ライフネット生命など。



84. 医療保険の入院制度日数を変更すれば割安になる?
医療保険の入院給付金は1入院当たり何日間まで給付金を受け取るかで保険料が大きく変わってくる。入院限度日数は30日、60日、120日、360日などとさまざま。ある商品では、入院限度日数を120日から60日に変更すると、30歳・終身払い・入院給付金1万円の場合で保険料が12%程度も安くなる。「同じ会社の同じ医療保険でも入院限度日数は最初に決めたら途中で変更できない点には注意」と中村さん。一般的には60日程度で十分といえるだろう。

85. 定期保険を収入保障に替えてトータルの受取金アップ
生命保険といえば、定期付き終身保険が最もポピュラー。しかし、子供が成長するなど、年を取れば取るほど、高額の死亡保障は必要なくなる。

そこでお勧めしたいのが定期保険の収入保障保険への切り替え。保険期間中に死亡した場合、分割で死亡保険金を受け取ることができるので、一時金で大金を受け取るより受取総額が大きくなる。普通の定期保険のように保険金額を10年単位などで見直す必要がなく、安い保険料で必要な保障額を確保できる点がメリットだ。

86. 医療保険はこの3つから比較して選べ
中村さんが数ある医療保険の中から「この3つを比較して選ぶだけでもいい」と挙げたのは、楽天インシュアランス「スマート」、オリックス生命「CURE」、ライフネット生命「じぶんへの保険」。

楽天インシュアランスの「スマート」は、入院限度日数が60日と短いものの、保険料がとにかく安い。30歳男性で入院給付金1万円の場合、月々の支払いは3042円。ほかの2つも含めた3社で見積もりを取って決めるのがベストかも!

87. 貯蓄性抜群の学資保険ベスト3
学資保険ではアフラックやソニー生命、フコク生命のものが有利。アフラックの「夢見るこどもの学資保険」の18歳払い済みの場合、返戻率は111.3%。「返戻率が高いのはアフラックの10歳払い済みの全期前納型。ただし、契約者が50歳超だと死亡時の保険料免除がないので、その場合はソニー生命の全期前納型がいいでしょう」(中村さん)。