コード進行検索機能では、同一のコード進行を持つ楽曲を聴き比べることができ、曲名やアーティスト名による検索だけでなく、コード名をもとにした楽曲検索にも対応する。

また、外部埋め込みプレーヤー機能では、ユーザーが自分のホームページやブログなどにSongleの小型プレーヤーを設置できる。

このプレーヤーは楽曲構造の可視化機能とサビ出し機能を備え、設置先のWebページの背景に、楽曲の再生に連動する視覚的効果を付与するオプション機能も利用可能。

このほか、Songleでは自動解析の誤りをユーザーがWeb上で修正するためのインタフェースも提供されており、より精度の高い解析が可能になっている。

ユーザーは、音楽再生に合わせてビートやコード、メロディーだけをその場で選択して聴くことができ、自動解析の誤りを見つけた場合はすぐに修正を行える。

なお、一部の音楽的要素については、修正結果を学習する機能も備えているという。

修正作業は、自動解析結果の詳細画面で、「サビ編集」「ビート編集」「メロディ編集」「コード編集」のタブを切り替えながら行う。

サビ編集では、サビ区間と繰り返し区間の追加・削除・移動・区間長の修正が可能。

ビート編集、コード編集では修正候補から選択するか、コード名などの直接指定により修正を行い、メロディー編集では、半音単位の線を引くことで修正を行う。

産総研は今後もSongleの研究開発・運用を続けていく考えで、産業界と連携して同システムを実用化し、音楽情報検索や音楽配信サービスなど、さまざまな形で展開していく予定。

また、多数の楽曲を保有するWebサイトとSongleの連携も進めていくとしている。