日本テレビの五輪・メインキャスターは櫻井翔。うちの娘が大ファンだが、早くもとっちゃん坊やの風情が出てきた。

「いつどこへ出してもおどおどする」というキャラで、要するにお飾り。じゃまにならないのが取り柄だ。彼も五輪キャスターは3度目である。

“ロンドン五輪番組キャプテン”に明石家さんま。これは強い。ロンドン五輪どころか、近所の幼稚園の運動会でも、大盛り上がりを作ることが出来る。恐らくサッカー中継に噛んでくるのだろう。これは聞きものではある。

さらに、くりぃむしちゅー・上田晋也もキャスターに。さんまと重なることはないだろう。この人の突っ込みは天下一品だが、スポーツ番組を仕切っていながら、スポーツの香りが微塵もしないのが特徴だ。上田には、いつもいじる対象が必要だ。局アナがそうなるのか。

こうしてみると、日本テレビのオリンピックは、バラエティ色が濃厚だ。日本テレビの中継アナは、みんな「仕切りたがり」。自分で全部しゃべらないと気が済まないタイプが揃っている(おそらく会社の方針だが)。この中継放送に芸人、タレントをかませる。

オリンピックをバラエティとして楽しむ人向き。試合の結果を正確に知りたい、という真面目なスポーツファンにはおすすめできないだろう。