『真・罵倒CD』第1巻 ジャケット (C)2011-2012 Frontier Works


本気で罵倒されたい!そんなM気質の方向けドラマCD『真・罵倒CD』の収録現場より、森川智之さん、立花慎之介さん、安元洋貴さん、遊佐浩二さんら出演キャストからコメントを頂いた。

森川智之さんは、普段は優しいお兄さんだが「私」には乱暴に手当てをしてくる保健医役、立花慎之介さんは自分より弱い立場の人間をからかって遊ぶ悪癖のある王子様役、安元洋貴さんはブスが相手だとやる気がでないと馬鹿にした態度で接客するホスト役、遊佐浩二さんは毎回ダイエットに失敗する「私」を見苦しいと罵倒するお菓子の妖精役と個性豊かなキャラクターがお送りする『真・罵倒CD』第1巻。

本気で罵倒される“罵倒パート”と、やっぱり罵倒されるだけじゃイヤ!愛されたい!というワガママな貴女のための“甘々パート”の2種類のパートを収録する。

保健医役:森川智之さんインタビュー



――収録を終えてのご感想をお願い致します。

森川智之さん(保健医役):また再びやらせて頂きました。前回の(『愛ある罵倒!!』ドラマCDで演じた)淫魔に比べればよりリアルなものになって、僕的には楽しかったです。想像もしやすいし。保健医って学校のオアシスというか、何かあったときに駆け込めるような安らげる場所のはずなのに、その真逆な罵倒する保健医という、アンバランスさが良くて楽しかったです。

――演じられた物語の中で、印象に残ったシーンやセリフなどございましたらお教え下さい。

森川:全体的にずっと「鈍くさいな」みたいなことを言ってて面白かったんですけど。どっちかっていうと、罵倒しながら治療をしているという、言葉ではすごくきついこと言ってるんだけど、やっぱり保健医なので怪我の治療をして絆創膏を貼ったりしていて、そこがとってもポイントだと思いますね。聴いてみてひどいこと言ってるなと思っても、よく考えて! ビジュアルを想像してごらん。それは貴女の脚を見ながら絆創膏を貼っているから(笑)そこを楽しんでもらえるといいかな、と思います。

――普段はしない罵倒をするということで、演じられていて難しかったところはございますか?

森川:逆に普段罵ることがないからこそ、ぱっと(役に)入れて楽しかったです。多分罵ることって今までしたことないですけど、要はドラマの中のものでしかないので、シナリオ上でもそんなに抵抗なかったですね。

――最後に、このCDを聴く前のファンの方にメッセージをお願いします。

森川:使用用途というか、ちゃらんぽらんな気持ちでは聴かないように!(笑) 「これなんのCDかなー」ってプレイヤーにかけないように。ちゃんと「罵倒CDだ、よし聴こう」っていう風に聴いて下さい。あと、これを聴き慣れると、世の中の大抵のことに耐えられる免疫ができます(笑)

――ありがとうございました。


王子様役:立花慎之介さんインタビュー



――前回の『愛ある罵倒!!』ドラマCDが甘めというところもありまして、今回は『真・罵倒CD』ということで罵倒を強めに出しまして……。

立花慎之介さん(王子役):あれで甘めだったんだ(笑)マジで!?(笑) だから『真・罵倒CD』なんだ。そうか、なるほど!

――そうなんです(笑)なので今回は言葉が厳しく強めになりました。その『真・罵倒CD』の収録を終えてのご感想をお願い致します。

立花:実際の世界では階級差、身分差というものでどの程度のいじめや仕打ちがあったのかはわからないですけど、想像としては権力差があって下の身分の者を虐げる、というのは作りやすいシチュエーションだな、と思いました。
僕もいくつか王子を演じたことがありますけど、これほど罵った王子はいなかったので(笑)我儘な王子はいるんですけど、罵る王子はなかなかいないので、すごく楽しかったです(笑)
そもそも日常生活の中で身分差で人を罵るということはないので、配慮や遠慮のかけらもなく始めから罵倒するというのは特殊で面白い体験だったな、と思います。

――演じられた物語の中で、印象に残ったシーンやセリフなどございましたらお教え下さい。

立花:身分差を利用したり、人と動物を比べる言葉のチョイスがすごく面白いなと思いました。猫と比べたり犬と比べたり猿と比べたり。そういう言葉は普段使わないし、人が動物以下として見られるという言葉のチョイスとして結構強烈だったな、というのがあります。あとはバケツをひっくり返したりガラスを割ってみたり、この人(王子)すげぇ無茶すんだ、っていう(笑)それはそれで演じてて面白いなっていうのがあります。

――罵倒するということで、演じられていて難しかったところはございますか?

立花:僕的には全然難しくなかったなーっていう気持ちがあります。本番をやりながら、段々王子としての話が盛り上がっていくにつれて自分の気持ちも盛り上がって、「やべぇすごい楽しい!」って思ってきたので。そういう意味ではやりにくい、っていうのは特になかったなって思います。それに、やっぱり普段からなかなか罵倒することはないので、セリフとしてもこれだけ言えるっていうのは新鮮で楽しいなっていうのが先に立ちましたね。まぁ聴きたくはないですけどね(笑)遊佐さんのを聴きましたけど、演じてる側としてはいいんですけど聴く側には回れないなと思いました(笑)

――最後に、このCDを聴く前のファンの方にメッセージをお願いします。

立花:前回は『愛ある罵倒!!』ドラマCDということで「愛」がついてましたけど、今回は『真・罵倒CD』で「真」ということで、何が「真」なんだと思う方もいらっしゃるでしょうが、演じた感想では本当に「真」です(笑)色んな意味を含めて「真」というものがすごく強調されている作品だと思います。もちろん前回の『愛ある罵倒!!』ドラマCDを聴いて下さった方もぜひこちらも聴いて頂きたいと思いますが、これは普段から罵倒されたくてしょうがないM属性の方も、そうでない方も、一度聴いてみてもらいたいですね。タイトルに「罵倒」とつくくらいのCDはどんなものなのかと、そのへんから興味を持って頂けたら、お手にとって下さいね。でも、これ(『真・罵倒CD』)は1人で聴いて下さい。スピーカーにかけて聴くものではない。1人で聴いて、通勤の電車の中とか、退屈な時間があったらそこで聴いて頂けたら、うちひしがれて出勤することになると思うんでね(笑)そういうのもぜひぜひ心から楽しんで頂けたら嬉しいなと思います。

――ありがとうございました。


ホスト役:安元洋貴さんインタビュー



――収録を終えてのご感想をお願い致します。

安元洋貴さん(ホスト役):珍しく体がストレスを感じていて、すげぇお腹がなりました(笑)胃がきりきりきりきりしてます。お芝居だし人にガーッと物を言う役どころは仕事としてあるわけですから、そういう意味では体がこんな風に反応したことがなかったので、自分の体が罵倒することに対して物凄い違和感を感じているのを察知して不思議な気持ちでもあり、あまりに台本が攻撃的なので仕方ないことだなとも思いつつ、これを聴いて下さる方が、本当に器がでかいことを願うばかりです(笑)

――演じられた物語の中で、印象に残ったシーンやセリフなどございましたらお教え下さい。

安元:まず設定としてどうやって料理すんのかな、って思ったんですね。ホストでお客様にあんなに暴言を吐いたら本来成立しないじゃないですか。どうすんのかなって思ったら、イメクラ的な、後で実はこうでしたっていう種明かしがあるんですけど、うまいこと考えよったなと思いましたね(笑)ボロクソに、しかも一番人に言ってはいけない容姿を責める……、多分、僕「ブス」っていう言葉をセリフとして言ったの生まれて初めてかもしれないです。対人に向かってはお姉ちゃんにしか言ったことないかもしれない。お姉ちゃんは僕と、お互いを「ブス」「ブサイク」と呼び合う仲なので。それはまさに"愛のある罵倒"なんですけども(笑)ここまで言うか、ということでシーンというよりもその言葉をここまで吐かさせられた僕の心のこのささくれ立ち具合、収録終わっての僕のこの心のガサガサ感、精神的にダメージを受けまくった僕の心が印象に残っています(笑)

――罵倒するということで、演じられていて難しかったところはございますか?

安元:いや、比較的難しい部分は自分の心の踏ん切りだけで、そこを乗り越えたらあとは演じるだけなので。キャラクターとしてはしっかり見えていたので、そこまで難しいとは思いませんでした。やれるもんだな、と。でも心はささくれ立っています(笑)

――最後に、このCDを聴く前のファンの方にメッセージをお願いします。

安元:『愛ある罵倒!!』ドラマCDというものがありまして、そちらに僕らが出ていたんですが、その時に「こんなの罵倒じゃない、この程度で罵倒とか言っちゃってヌルい会社だな」って言ってたら、トンデモ台本が僕らの手元にきて、(仕事を)受ける受けないの話よりも「なんじゃこりゃ」と思ったんですね(笑)スタッフに「これは私たちから安元さんへの挑戦です」って言われまして、そう言われたら文句は言わずに「ぜってーやってやる!」と思って(笑)ケツに火をつけながらやってた感じですね。破壊力はあると思うんですよね。それは僕だけじゃなくて、森川さん・慎之介・遊佐さんのパートも。だから"聴きたい"と思うくらいの人は聴かない方がいいと思います。"どうしても聴きたい"という人だけが聴いて下さるといいと思います。そして心が強い人・器がでかい人・ギャグがわかる人、この3つの条件に当てはまる人以外、お願いです、聴かないで下さい(笑)

――ありがとうございました。


お菓子の妖精役:遊佐浩二さんインタビュー




――収録を終えてのご感想をお願いします。

遊佐浩二さん(お菓子の妖精役):大変でした。僕の中に無い引き出しでした。これは一番大変なCD収録だったのではないでしょうか。一応頑張ってはみましたが、キャストトークでも申しました通り、ダイエットを成功させるという親切CDになってしまいまして、僕としては残念です(笑)

――演じられた物語の中で、印象に残ったシーンやセリフなどございましたらお教え下さい。

遊佐:とまあ、僕はさっきのように冗談めかして言ってはいますが、彼の言ってることには間違いはない! 主人公の意思が弱いと言うところを重点的に責めていますので、それは間違っていないかと。本当にこれは聴いていて身につまされる思いの方がたくさんいらっしゃるかと思います。かくいう僕もあまり人のことは言えないので、そういう意味では心が痛む収録ではありました(笑)

――日常生活においては、普段から罵倒することは滅多にないと思うのですが……。

遊佐:全く無いです(笑)

――(笑) そういう意味で、演じられていて難しかったところはございますか?

遊佐:そうですね。こんな人のいい僕に、こんな原稿を読ませるなんて、「この制作はクソだな!」って思いました(笑) ……あ、今の「かっこわらい」にしておいて下さい(笑) フロンティアワークスはクソだな、と(笑)

――罵倒されてしまいました! ありがとうございます(笑) 最後に、このCDを聴く前のファンの方にメッセージをお願いします。

遊佐:一応2パート構成になっておりますので、慰めが欲しい方や、自分をそれでも甘やかそうという温い考えの方は2パート目を聴いて下さればいいかと思います。まぁプロフェッショナルになれば1パート目のみで止めるというのも、楽しみ方のひとつだと思います。色んな楽しみ方で楽しんで下さい(笑)

――ありがとうございました。


■商品概要
タイトル:真・罵倒CD
発売日:2012年4月25日
品番:FFCO-0056
販売元・発売元:フロンティアワークス
価格:2,625円(税込)

キャスト:
保健医:森川智之
王子様:立花慎之介
ホスト:安元洋貴
お菓子の妖精:遊佐浩二

『真・罵倒CD』は、本気で罵倒される“罵倒パート”と、やっぱり罵倒されるだけじゃイヤ! 愛されたい!というワガママな貴女のための“甘々パート”を収録!
『愛ある罵倒!!』ドラマCDとは一味違う『真・罵倒CD』。
是非ご堪能下さい――

○真・罵倒CD 公式サイト:http://www.fwinc.co.jp/batou
○公式Twitter:@batou_cd
○通信販売:http://www.animate-onlineshop.jp/pd/1144805/

(C)2011-2012 Frontier Works