昨年4月のストライクフォース参戦時の川尻は、公開計量でこのバキバキボディ。日本最強のフェザー級ファイター、注目のONE FC出場だ

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31日(土・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで行われるONE FC03「War of the Lions」。日本から川尻達也、白井祐矢、中西良行、今成正和が出場するなど、注目度の高いイベントだ。

昨年4月のStrikeforce、ギルバート・メレンデス戦以来の海外&ケージでの戦いとなる川尻。フェザー級に階級を落とし、ヨアキム・ハンセン、宮田和幸という強豪を相手に2試合連続で一本勝ちを収めている川尻は、既に日本人65キロ最強の存在といえる。

今回の対戦相手ドナルド・サンチェスは、現KOTCバンタム級王者。油断は禁物だが、文字通り1階級下の相手で、2011年4月には修斗のリングで、現在UFC2連勝中の日沖発に三角絞めで敗れている。当然、ファンは日沖以上のインパクトを川尻に求めるだろうが、フィニッシュ云々よりも、そのプロセスに注目したい。

見所はズバリ、川尻がどのようにケージを使ったファイトを心掛けるか。

ロープ際の組&倒&立の攻防で際立った強さを見せる川尻の頭の位置や、相手が背中をつけることができる状態で、如何にテイクダウンへと繋げるか。当然、そのために必要となる打撃、足さばきなど、コアファンにとっては、川尻のケージへの対応=世界への足掛かりとなるかが、非常に気になるところ。

ズッファ・オーナーのロレンツォ・フォティータが来日した際には、青木真也、北岡悟と並び、川尻にも言及しており、本人が望む望まざると、世界のMMAワールドが、その一挙手一投足を見つめる川尻のONE FC出場だ。
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