クリエイターやモノ作りの祭典「モノマチ」開幕、アトリエ公開や全長10Mの大作発表も

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 近年注目の「イースト東京」にある台東区・徒蔵(カチクラ)エリアにて11月18日、第2回目のモノづくりイベント「モノマチ」が開幕した。御徒町〜蔵前〜浅草橋を中心に、「モノ作り」に関わる職人や工場、問屋、クリエイターなど220組が参加。11月18日と19日の2日間、工房見学やワークショップ、クリエイターのアトリエ公開など様々なイベントが街中で開かれる。

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 古くからファッション雑貨等の「モノ作りの街」として栄えてきた台東区南部(御徒町〜蔵前〜浅草橋)にて、クリエイターやモノづくり企業、ショップ、飲食店等220組が参加し、「モノづくりの魅力」をアピールするマチ歩きイベント「モノマチ」がスタートした。テーマは「ツール&ルーツ」。メーカーや職人、パーツ屋、問屋、アトリエ店舗、飲食店など約100社が参加したセールやアウトレット、普段は見られない工房見学、実演、ワークショップ等を実施。普段小売をしない卸問屋や製造メーカーが消費者に直接販売、革漉き、箔押し等の加工工場が実演するなど、2日間限定のイベントが街の至るところで繰り広げられる。

 「台東デザイナーズビレッジ」では、入居しているクリエイター19組がアトリエを公開。東トーキョー(墨田区、足立区、江戸川区等)のクリエイター17組がゲスト参加し、また「ここのがっこう」の生徒30組が体育館で作品を発表する。世界的ファッションコンテスト「ITS」でグランプリを獲得した新人デザイナー西山高士が「ガンダム」からインスパイアされたという全長10mに及ぶ作品も公開。今回は公開が実現しなかったが、さらに大きい全長40mの作品も制作したという。19日には、アーティスト集団「Chim↑Pom」の卯城竜太らが参加する講演会の開催が予定されている。

 前回好評だった「モノづくり市」は、レトロな佐竹商店街アーケードで19日のみ開催。65組のクリエイターや職人が参加する「語れるモノ」のマーケットが開催される。

■第2回 モノマチ
 開催日時:11月18日(金)19日(土) ※時間は参加者により異なります
 開催場所:台東区南部一体「徒蔵(カチクラ)」地域、2K540、東上野、台東、元浅草、小島、鳥越、三筋、寿、蔵前、浅草橋、柳橋地域
 主要インフォメーション:台東デザイナーズビレッジ(台東区小島)、ミラー3階(台東区蔵前)、ウッドワーク(台東区台東)、ヤマダ(台東区柳橋)
 出展者数:約220〜230組
 www.monomachi.com