いびきを防ぐために着けるベルト
寝ている時の自分がどんな感じなのか、よく知らなかった。たとえば、小学生の頃の私は、非常に静かに寝る子供だったらしい。おしとやかに。
ただ、ある日のこと。恐らく、19歳の時分だったと思う。「いびき、凄いんだね」と言われ、今までの自身に対するイメージがガラガラと崩れ去ってしまったのだ。「そんな、バカな」と。「いつの間に」と。そして、今まで何食わぬ寝顔で「ガーッ、ガーッ」言ってた自分が残念。できることなら、いびきは止めたい……。
そんな風に思っていたら、愛すべきベルトの情報を入手した。株式会社KTMより発売されるのは、『いびき・無呼吸防止! バンパーベルト』。
どんなベルトなのかは、商品名を見れば一目瞭然だろう。でも、どうしたらそんなことが可能となるのか? ……原理は、至極わかりやすかった。
「いびきをする人の60%は背中を下にすることで、より酷いいびきをかいてしまいます。だからこそ“横向きの睡眠”は、いびきの効果的な処置となります」(同社・担当者)
耳障りな“いびき音”は、軟部組織が振動することによって引き起こされるという。ということは、咽頭気道が狭くなる原因になっている舌、軟口蓋と口蓋垂(のどの奥からぶら下がる肉づきがいい組織)が重力により後方にいくのを防げば、いびきは収まるというわけだ。
では、どうしたら背中を下にしないのか? 肝は、ベルトに付けられた3つのバンパー。これが、寝返りで背中を下にするのを防いでくれる。
「寝返り防止をするだけのベルトですので、着けても苦しくありません。お好みに合わせ、緩くもできます」(担当者)
夜間に起きることなく、横向きで眠ることができるらしい。
これは身をもって、私が効果を体感してみたい。私のような人間が! 早速、取り寄せて“いびき退治”を試みてみました。
まずは3つのバンパーを息で膨らませて、ベルトに装着する。そして、そのベルトを脇のすぐ下の胸の辺りに巻きつける。この状態で、いざベッドへ。
実は、普段から寝る時は横向き(右向き)の体勢が多い自分なのだが、何かの拍子に仰向けになろうとすると、背中のバンパーがそれを邪魔する。面積の大きいつっかえ棒が背中にある、みたいな。これで仰向けの体勢にさせないというわけなのだが、正直、ベッドに入りたての時には違和感を感じてしまう。果たして、私は眠れるのだろうか……?
そして、もう一つ。睡眠中の自分の状態を確認するにはどうしたらいいか。そこで、今回はICレコーダーを使用することにしました。これを枕元に置いて、録音。睡眠中の自分のいびきっぷりについて、勇気を出して初めてのチェックです。
早速、録音ボタンを押して横向きになって就寝。……そして、約5時間経過。無事、起床しました。「寝れるのだろうか?」なんて心配してた割に、一匹も羊を数えた覚えがないのだが……。要するに、ベルトは眠りの邪魔にならないようです。
そして、ICレコーダーを再生してみる。う〜ん、ずっと無音状態。だが、この音源を早送りを交えつつ聴き進め、45分を経過した辺りから「スーッ、スーッ」というサウンドが聴こえ始めた。いびきと寝息の中間にあたるような音(以下、「半いびき」)だ。完全なるいびきではない。いびきの一歩手前というか。そして、その音も1時間経過した辺りからは全く聴こえなくなってくる。そのままの状態で目が覚めるまで、まともないびきはかかなかった模様!
ただ、この調査結果のみだと、不十分だし不公平。当然、ベルト不着用時の私の状態も録音してみました。
すると、眠りに陥って5分後くらいに半いびきが轟き始めた。そして、すぐさま「グーッ、グーッ」。残念ながら、紛れもないいびきだ。ただし、豪快なヤツじゃない。サラッとした感じのいびき。嫌なものだ。自分のいびきを聴くなんて……。
そんないびきも、就寝して2時間後くらいには消えて失くなった模様。深い眠りに入ったのだろうか? 何にせよ、ベルトを巻かないといびきはかいちゃう自分みたいです。そして、ベルトを巻くと“完全なるいびき”はかかない。そんな実験結果でした!
ちなみに、このベルトはカナダで開発された商品。現在はアメリカ、カナダ、オーストラリアで販売されており、カナダ、オーストラリアではいびき防止にも使われているという。
「オーストラリア政府のセラピーグッズ管理局であるTGA(日本でいう消費者庁のような機関)で認可されているベルトです」(担当者)
各国で、今までに累計30,000個以上を売り上げてきたそうだ。そして我が日本では、Amazonで今月より販売が開始される予定。価格は9,800円(税込み)。
当然、個人差はあるだろうけど実際の治療にも使われているというので、私は藁にもすがってしまいました。いびきに悩んでいる方は「こういうベルトも、世の中にはある」と参考にしてみてください!
(寺西ジャジューカ)
ただ、ある日のこと。恐らく、19歳の時分だったと思う。「いびき、凄いんだね」と言われ、今までの自身に対するイメージがガラガラと崩れ去ってしまったのだ。「そんな、バカな」と。「いつの間に」と。そして、今まで何食わぬ寝顔で「ガーッ、ガーッ」言ってた自分が残念。できることなら、いびきは止めたい……。
どんなベルトなのかは、商品名を見れば一目瞭然だろう。でも、どうしたらそんなことが可能となるのか? ……原理は、至極わかりやすかった。
「いびきをする人の60%は背中を下にすることで、より酷いいびきをかいてしまいます。だからこそ“横向きの睡眠”は、いびきの効果的な処置となります」(同社・担当者)
耳障りな“いびき音”は、軟部組織が振動することによって引き起こされるという。ということは、咽頭気道が狭くなる原因になっている舌、軟口蓋と口蓋垂(のどの奥からぶら下がる肉づきがいい組織)が重力により後方にいくのを防げば、いびきは収まるというわけだ。
では、どうしたら背中を下にしないのか? 肝は、ベルトに付けられた3つのバンパー。これが、寝返りで背中を下にするのを防いでくれる。
「寝返り防止をするだけのベルトですので、着けても苦しくありません。お好みに合わせ、緩くもできます」(担当者)
夜間に起きることなく、横向きで眠ることができるらしい。
これは身をもって、私が効果を体感してみたい。私のような人間が! 早速、取り寄せて“いびき退治”を試みてみました。
まずは3つのバンパーを息で膨らませて、ベルトに装着する。そして、そのベルトを脇のすぐ下の胸の辺りに巻きつける。この状態で、いざベッドへ。
実は、普段から寝る時は横向き(右向き)の体勢が多い自分なのだが、何かの拍子に仰向けになろうとすると、背中のバンパーがそれを邪魔する。面積の大きいつっかえ棒が背中にある、みたいな。これで仰向けの体勢にさせないというわけなのだが、正直、ベッドに入りたての時には違和感を感じてしまう。果たして、私は眠れるのだろうか……?
そして、もう一つ。睡眠中の自分の状態を確認するにはどうしたらいいか。そこで、今回はICレコーダーを使用することにしました。これを枕元に置いて、録音。睡眠中の自分のいびきっぷりについて、勇気を出して初めてのチェックです。
早速、録音ボタンを押して横向きになって就寝。……そして、約5時間経過。無事、起床しました。「寝れるのだろうか?」なんて心配してた割に、一匹も羊を数えた覚えがないのだが……。要するに、ベルトは眠りの邪魔にならないようです。
そして、ICレコーダーを再生してみる。う〜ん、ずっと無音状態。だが、この音源を早送りを交えつつ聴き進め、45分を経過した辺りから「スーッ、スーッ」というサウンドが聴こえ始めた。いびきと寝息の中間にあたるような音(以下、「半いびき」)だ。完全なるいびきではない。いびきの一歩手前というか。そして、その音も1時間経過した辺りからは全く聴こえなくなってくる。そのままの状態で目が覚めるまで、まともないびきはかかなかった模様!
ただ、この調査結果のみだと、不十分だし不公平。当然、ベルト不着用時の私の状態も録音してみました。
すると、眠りに陥って5分後くらいに半いびきが轟き始めた。そして、すぐさま「グーッ、グーッ」。残念ながら、紛れもないいびきだ。ただし、豪快なヤツじゃない。サラッとした感じのいびき。嫌なものだ。自分のいびきを聴くなんて……。
そんないびきも、就寝して2時間後くらいには消えて失くなった模様。深い眠りに入ったのだろうか? 何にせよ、ベルトを巻かないといびきはかいちゃう自分みたいです。そして、ベルトを巻くと“完全なるいびき”はかかない。そんな実験結果でした!
ちなみに、このベルトはカナダで開発された商品。現在はアメリカ、カナダ、オーストラリアで販売されており、カナダ、オーストラリアではいびき防止にも使われているという。
「オーストラリア政府のセラピーグッズ管理局であるTGA(日本でいう消費者庁のような機関)で認可されているベルトです」(担当者)
各国で、今までに累計30,000個以上を売り上げてきたそうだ。そして我が日本では、Amazonで今月より販売が開始される予定。価格は9,800円(税込み)。
当然、個人差はあるだろうけど実際の治療にも使われているというので、私は藁にもすがってしまいました。いびきに悩んでいる方は「こういうベルトも、世の中にはある」と参考にしてみてください!
(寺西ジャジューカ)