上の画像は『AQUA NAVI』を履いている写真。下の画像は通常の靴を履いた写真。上の水跳ねの方が、通常の靴を履いた時の水跳ねよりも抑制されているようだ。

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どうも、雨の日の外出が苦手だ。我ながら、ヘタクソなのだ。
まず、傘を差しても肩や鞄がびしょ濡れ状態に。雨を防ぎ切れていないのだろう。そして、パンツの裾。歩いた時の雨水の跳ねっ返りに違いない。目的地に着いた頃には、なんか足元が重くなっている。きっと、水を含んでしまっているから。この、ヘタクソ!

そんな私の、雨天外出時の低スキルをカバーしてくれるアイテムが開発されたようだ。ブリヂストンスポーツが発売する『AQUA NAVI(アクアナビ)』は、歩行の蹴り出し時の水跳ねを抑制するシューズ。要するに、雨の日に気になる裾の汚れを抑えてくれるのである。

どうして、そんなことが可能となったのか? 同社に伺ってみた。
「雨の日の裾の汚れは、靴底部分に付着した水が原因です。この水をつま先の方にもっていくことで、歩行時の水跳ねを抑制できます」(担当者)

このシューズの、ソールの溝を見てみるとわかりやすい。何というか、まるで葉脈みたいなデザインになっている。この溝の流れが、雨水をつま先へ推進させる。そして、そのまま効率的な排水を可能とし、結果的に周囲へ跳ねる水の量が少なくなるのだ。
「業界内の方や専門誌からは、『今までに、こういった発想の靴は見たことがない』と評価していただきました。画期的な開発だと思います」(担当者)

ちなみに、この『AQUA NAVI』はウォーキングシューズ。上記のソールの構造と、ウォーキングシューズにとって大事な“歩きやすさ”には密接な関係があるようなのだ。
「雨の日は、ソールと地面の間に水が挟まってしまうので、靴底が路面にしっかりと接地しません。しかし雨水を前に流して接地しやすくすることで、グリップ力が強化します」(担当者)
葉脈のようなソールのデザインによって、“水跳ね抑制”と“グリップ力強化”の二つの問題が一気に解決した。

そんな、このウォーキングシューズは7月15日に第1弾が発売されており、反響も続々と寄せられている。
「クッション性があるので、歩きやすいといった声は多く頂戴します。他には、衛生面に関する反響が大きいです」(担当者)
ポイントは、中敷に織り込んだ銀の糸。この糸が、雑菌の増殖を防ぐ役割を担ってくれる。結果、蒸れや靴下の静電気を抑える。

ビジネスシーンにもカジュアルスタイルにも、どちらにも対応可能だという、この『AQUA NAVI』。価格はメンズが13,650円(税込)からで、レディースは12,600円(税込)から。また9月23日には、第2弾として日本製の天然皮革を使用した新バージョンも発売されるとのこと。

これは、体験してみたい。ジーンズスタイルだったらまだしも、スーツの時に裾がビチョビチョだから、今まで格好悪かった。バツも悪かった。
お世話になります。
(寺西ジャジューカ)