4枚の太陽光パネルを広げて充電する携帯ケース

暑い夏もピークを過ぎたようだが、快晴で日差しが強い日はまだ多く、そんな日は「充電したい」と思うソーラーパネル充電器ユーザーは多いだろう。とくにスマートフォン系のような大画面・多機能端末を利用していると、電池の消耗が従来のケータイより気になったりするのでは。そこで、もっと効率よく速くソーラー充電できるアイテムを紹介したい。

よく、ストラップタイプのソーラー充電器を使っている人を見かけるが、パネルの大きさや枚数に限界があるように思われる。ならば、これはどうだろう。携帯ケースにパネルを何枚も仕込んでおいて、日差しが強い日にサッと広げるというのは。

そんな製品とは、iPhoneなど各種ケータイの充電に対応した『ソーラーケースチャージャー』（OTAS販売）で、15×15×4.5センチのケースの中に、全4面、タテ11.5×ヨコ49センチ（折りたたみ時には13センチ）ものソーラーパネルが内蔵されているのだ。折りたたみ傘は馴染みがあるが、「折りたたみソーラーパネル」を携帯できる時代になったというわけ。

ところで、4面のソーラーパネルで充電した場合、1面に比べどのくらい充電時間に差が出るのか。単純に「4倍速い」ということか。OTASさに聞いた。
「はい、理論的には4倍速いということになります。ただ、面によっての光の当たり具合なども若干異なるので、実測では多少違いが出てくると思います」
「実際使ってみて、よくあるバッテリーにソーラーパネルがついている面積が小さい充電器よりもかなり早く充電できるので、より実用的です」

ちなみに、同製品は輸入品だそうである。現地での評判はどうか。
「生産は中国ですが、おもなマーケットは米国、欧州です。現地では堅調に売れているという報告を聞いています」

最後に、『ソーラーケースチャージャー』はケースなので、充電のための接続ケーブルや補助バッテリーなどを入れておくと、より便利であることを付言しておく。

これからは太陽の恵みをもっと、もっとケータイに与えようではないか!
（羽石竜示）