TBS出演の女性格闘家が全治8週のけが、韓国では謝罪署名活動も
TBS放送のスポーツバラエティ番組に出演していた韓国の女性格闘家が対戦相手に一方的に殴打されて全治8週間のけがを負ったと、韓国の複数メディアが相次いで報じた。ネット掲示板ではTBS側の謝罪を求める署名も行われるなど、波紋が広がっている。
韓国の女性格闘家イム・スジョン選手は、7月3日放送の『炎の体育会TV2011 シュートボクシング対決2』に出演し、お笑い芸人の春日俊彰、今田耕治、品川裕の3人と対戦した。韓国では「バラエティショー」のつもりで出演を承諾したが、実際にはリアルな対決で、男性3人に「一方的にやられた」「無差別に攻撃された」と指摘されている。
韓国の報道によると、イム選手はTBS側にドイツ大会でけがをしていることを伝えたが、「ショーイベントで、問題ない」との回答があり、出演を決意したという。しかし、男性3人を相手にした「不公平な対決」で、結果的にイム選手は2度KOされ、全治8週間のけがを負った。
録画の途中でTBS側が中止に入ったが、イム選手は「途中でやめるのは格闘家としてのプライドが許さない」との思いから最後まで対決したという。
韓国メディアは、番組での対決でイム選手が「全治8週のけがを負った」と相次いで報道し、「無差別殴打」「卑劣な日本の放送」などと、厳しい批判を繰り広げた。一部では、出演依頼と異なって「不意打ちを食らわした」のは「韓流劣等感の表れ」と伝えた。
大手ポータルサイトの掲示板には「TBS放送がイム・スンジョン氏に公式謝罪側に謝罪を求める署名が行われている。30日午後2時半現在5176人が署名、さらにはTBS側に治療費を求める署名も進行中だ。
一方、イム選手は出演依頼とは違う予想外の展開でプライドが傷ついた、悔しい心境を吐露、「日本でも韓国でもどんな舞台でもいいから、けがが治ったらもう一度対決したい」と、再対決を誓っているという。(編集担当:金志秀)