【DVDエンター！】 本当にこんな高校生いるの!?／『glee／グリー 踊る♪合唱部!?』

学校の廊下で、すれ違いざまに顔にジュースをかけられて、体ごとゴミ箱に放り込まれたことはありますか？　

高校という階級社会で、最下層に位置する合唱部。彼らにとってはそれが当り前の現実です。いじめを当然のように受け入れ、怒りの感情すら抱かない部員たちが、自分の才能を信じ、特別な存在になるために、合唱に打ち込んでいく――。

これだけ聞くと、ヘビーに感じるかもしれませんが、海外ドラマ『glee／グリー 踊る♪合唱部!?』は、歌あり、ダンスありのとっても楽しい作品です。

■こんな高校生、本当にいるの？
中でも、普段は冴えない部員たちが覚醒したように歌やダンスの才能を披露する「ショウ・クワイアー」のシーンは圧巻。まずは、直立不動で歌う日本の合唱部のイメージとは全く違うので、カルチャーショックを受けるかも知れません。

こんな高校生いるの？　という疑問が浮かぶほど、彼らのパフォーマンスは素晴らしく、舞台を降りた瞬間から、再びいじめられっ子に戻ってしまうのが、不思議でしょうがない！　もし日本の高校だったら、舞台に立ったその日を境にスターになるんじゃないでしょうか。

それほど、米国の高校のヒエラルキーは、アメフト部、チアリーダー部を頂点に、根深く存在するということなのかも知れませんね。

■オバマ大統領もファンを公言
ストーリーは、分りやすい学園コメディ。30代の私は、自分の車で通学するなんて、ありえませんでしたので、米国の高校生の文化になじめず、入りこむのに少し時間がかかりましたが、ギャグ満載で小学生でも楽しめそうな内容です。

作品としての評価も高く、先日発表された第68回ゴールデン・グローブ賞でも、ミュージカル／コメディ・シリーズ部門の作品賞、シリーズ／ミニ・シリーズ／TVムービー部門の助演男優賞（クリス・コルファー）と助演女優賞（ジェーン・リンチ）の3冠を獲得。

オバマ大統領がファンを公言していますし、ブリトニー・スピアーズ、グウィネス・パルトロウなど、大物スターも次々とゲスト出演したりして、話題を振りまき続けています。2月6日に放送された「glee／グリー」のスーパーボウル・エピソードは、なんと視聴者数2680万人を記録。名実ともに米国のトップドラマに輝いています。

日本でも、TSUTAYAのDVDレンタルランキング（2011年1月31日〜2月6日）で海外TVドラマ部門の1位になるなど、人気に火が付きつつあります。近所のレンタル店でも、ずーーーっと「レンタル中」でした。

もし、前向きな気分になりたいなら必見。DVD『glee／グリー 踊る♪合唱部!?』の極上パフォーマンスに、エンター！

■勝手にキャッチフレーズ！
「米国の高校生にやたらビックリさせられるドラマ」

■レコメンド
この作品が好きならば、きっと『glee／グリー 踊る♪合唱部!?』を楽しめます。

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