三菱商事、ドンギ・スノロLNGプロジェクトの最終投資決定
三菱商事 <8058> は、インドネシア共和国中部スラウェシ州において、ドンギ・スノロLNG社(以下、DSLNG)を事業主体とする液化天然ガス(LNG)製造・販売事業の最終投資決定を行ったことを発表した。
プロジェクトの総投資額は、約2,800百万米ドル(約2,300億円)で、三菱商事として初めて最大株主となって事業を主導するLNGプロジェクトになる。また、このプロジェクトは東南アジア最大の天然ガス資源国で世界第3位のLNG輸出国である、インドネシアにおける第4のLNGプロジェクトであり、三菱商事としてはタングーLNGプロジェクトに続く同国で2番目のLNGプロジェクト参画になる。
DSLNGは2014年から年間約200万トンのLNGおよび随伴コンデンセート(原油換算約47,000バレル/日)の製造・販売を開始する予定。LNGプラント建設のEPC契約(設計・調達・建設を含む一括請負契約)を日揮 <1963> との間で締結した。DSLNGは、三菱商事およびインドネシア国有石油・ガス会社プルタミナ社、同民間最大手エネルギー会社メドコ・エナジー・インターナショナル社(メドコ社)の間で2007年12月に設立され、これまでプラント建設のための基本設計作業やプロジェクト関連諸契約の交渉を含む事業化調査を行ってきた。また、今般、DSLNGは中部電力 <9502> および九州電力 <9508> とLNG長期引き取りに係る基本合意に達しているとともに、韓国ガス公社とも長期引き取り契約の交渉最終段階に入っている。
三菱商事は今回の投資決定に合わせて特定目的会社(SPC)経由での出資へと変更するとともに、メドコ社の資金拠出分の一部を同SPCが引き受けることで、DSLNGへの同SPC出資比率を59.9%に引き上げることになった。
なお、同SPCに対しては、既に世界最大のLNG買主である韓国ガス公社が共同事業者として25%出資することで合意しており、日本・韓国・インドネシアの3ヵ国による初の合同プロジェクトとして立ち上げを目指す。
このプロジェクトは、国際メジャー主体のLNGプロジェクトへの株主参画と異なり、三菱商事が計画を主導、完工後はプラント操業の主役を担うという本邦企業初の試みでもある。また、当プロジェクトの規模は、需要地から遠隔地に位置し未開発であった中小規模ガス田の有効活用と商業化への道を開くもので、当社はカンゲアン石油・ガス鉱区の開発による国内向けガス供給と合わせ、成長著しいインドネシア経済へ一層の貢献を図る。(編集担当:小林南々穂)
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