13日深夜、日本テレビ「NEWS ZERO」では、サッカー元日本代表・中田英寿と、横浜FC・三浦知良が対談した様子を放送。元代表メンバーが集まって観戦したというアジアカップ=日本×ヨルダン戦について語った(以下に対談を要約)。

中田(以下、ヒデ):代表の試合観てたじゃないですか、ヨルダンの試合。観てて非常にうまいし、個人個人の能力がすごい上がって、海外でやる人も沢山増えてきてるけども、一生懸命きてる相手に、一生懸命だけやってたら難しい部分があんじゃないかな。当然、最終的には自分達の力で押し切れる部分があるんですけど、ただ、なんか一生懸命やり過ぎちゃって苦労している部分が見える。

三浦(以下、カズ):もうちょっと余裕をね。やっている人達は大変なんだろうけど。

ヒデ:向こうが引いて守って、カウンターできて。だったら、それをイヤらしいプレーしながら引き出して、個人能力というところではなく、いかにチームでやる。省エネじゃないけど、より苦労しないやり方ってあるんじゃないかなって観てて思ったところですね。

カズ:日本がボールまわしてね。相手が消耗する筈なんだけど、日本も消耗してっちゃうってことなんだよね。

ヒデ:観てて、もどかしいというか。もう少し余裕をもってやると昨日(ヨルダン戦を指す)もそこまで苦労しなかった気がするし。

カズ:ヒデなんか、そういう目で代表を見てんだなって。秋田(豊)なんかは、監督の目で。監督経験ある人もいるから。で、ヒデはヒデの目線で、こういう立場で観て。僕なんかサポーターみたいに騒いで。

ヒデ:試合前から「おっしゃー、いくぞー」って言いながら入ってきて、「カズさん、うるさいから」って。

カズ:ヒデに怒られて。サポーターじゃないんだからって。色んな見方があって、いいプレーがあると盛り上がっちゃって、みんなは冷静に分析して。秋田なんか、仁王立ちになっちゃった。ディフェンスのこと言ったり、それぞれ見方があって、撮って貰いたかった。

ヒデ:この状況をカメラで撮って、YouTubeに載せたら面白いんじゃないかって。
続く