オープン初日から大賑わいとなった新生・銀座三越。サービスも充実した同百貨店では、「銀座ジョアン店」に常駐する“パンコンシェルジュ”相馬久美さんが高級食パンを紹介

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9月11日(土)、創業80年の銀座三越(東京・中央区)が、銀座・有楽町地区では最大の売り場面積となる約3万6000平方メートルで増床オープンした。そこで、ひと足早く記者は潜入。そこには、レアな“パンコンシェルジュ”など、さまざまなコンシェルジュが常駐し、さすが“銀座デパートの雄”と言いたくなるほど徹底したサービスが展開されていた。

【写真】これぞ老舗の高級感!銀座三越の内部はこれだ

まず記者は、今回の増床オープンに伴ってリニューアルされた、地下2階のベーカリーブランド「ジョアン」から見学。ここでは、希少な素材を取り入れたフランスパンや、限定発売される贅沢な食パンなど、銀座店限定の商品が新たに販売されるという。さらに、本場フランスのスタイルを再現した販売方法や、予約カウンターの設置など新しい試みが展開される上に、パンのエキスパート“パンコンシェルジュ”も常駐しているのだ。「系列店のある百貨店・西宮阪急店にはいるのですが確かに珍しい仕事」とは、パンコンシェルジュの相馬久美さん。パンの特長や食べ方、扱い方を熟知している者として、お客1人1人とコミュニケーションを取りながら、パンについての説明や最新トレンド、パンの歴史、おいしい食べ方の提案などをするのが主な仕事なのだとか。例えば、ワンパターンになりがちな食パンの食べ方が知りたければ、「おいしいラスクの作り方」を教えてくれたり、「ハチミツやアイスをかけてみては?」と新しいアイデアを提案してくれたり。きちんとした保存方法まで丁寧に教えてくれるパンのスぺシャリストなのだ。

さらに、新メニューの開発にも関わったという相馬さん。「東京の伝統野菜“江戸東京野菜”を使ったレアなフランスパン『江戸東京野菜のブール(しんとり菜)』(210円)と『ゴマ香る江戸東京野菜(伝統小松菜)』(210円)は、地産地消が目的で開発しました。都内の農家から特別に野菜を提供していただき作っています」とのこと。また、“1日12本限定”の食パン「GINZA ブレッド(箱付き)」(1260円)も同店の自信作で、こちらは有名レストランなどで使用されている発酵バター「ラヴィエット」など贅沢な素材が使われている。ひと口食べればミミまでふわふわで、とろけるような柔らかさだった。

このように、オススメのパンやそれにまつわる話なども教えてくれる“パンコンシェルジュ”だが、銀座三越には他にも、“ジュエリーオーダーコンシェルジュ”なる存在も。多彩なパーツを好きに組み合わせて「オリジナルジュエリー(1万円〜)」を作る際には、このコンシェルジュに対応してもらえるのだとか。

これらコンシェルジュに加えて、フレグランスコーナーの“香りのソムリエ”や“コスメアドバイザー”など、“おもてなしのプロ”が多数在籍する銀座三越。さすが百貨店なだけあり、徹底した接客で来客をラグジュアリーな気持ちにさせてくれる。銀座を訪れた際は、気軽に“パンコンシェルジュ”にパンのトレンドを質問するなど、あなたもぜひリッチな気分を味わってみて。【東京ウォーカー】

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