広東省深セン市内の病院で出産した女性が「助産師により不必要に肛門周辺を縫われ、大きな苦痛を味わった。謝礼が少なかった報復と考えられる」と主張した件で、警察が「針を使って縫った痕跡が認められる」との法医学鑑定結果を示した。疑惑を持たれた助産師は市が行った記者会見に出席し、涙ながらに「痔から出血したので、善意から糸で結索しただけ。私の全人格をかけて、針は使ってはいない」と述べていた。チャイナネットが報じた。

 警察の法医学鑑定書は、公式文書として発行された。「黒い糸と針で縫った痕跡が認められる」との内容を含み、助産師の主張とは完全に矛盾することになった。

 病院も助産師と同様に、「針を使って縫ったわけではない。ただし、職務範囲を逸脱し行為だったのは事実で、今後は病院に管理を強化させる」と説明していた。深セン市が28日に行った記者会見では、市の担当者が同様の説明した。別の医学専門家は「写真だけでは、(糸で結索したのか針で縫ったのか)どちらか正確に判断できない」と述べた。

 これまで病院側は、女性の肛門の「(時計の文字盤に見立てて)6時の部位に痔があり出血したので、糸で結索した」と説明していた。警察の鑑定書は「9時の位置に腫れがあり、黒い糸と縫ったあとが存在する」と指摘した。問題とされる部位も異なる。

 女性の夫は7月31日、「故意障害」で助産師を警察に告発した。深セン市当局は8月2日、助産師の職務を停止させ、事情聴取を始めた。警察の法医学鑑定は8月5日に行われ、「縫ったあとがある」とする鑑定書が12日付で発行された。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
出産で肛門縫われた女性「謝礼少なく報復受けた」疑い=中国
出産女性の肛門を縫合の疑惑…渦中の助産師出席の記者会見=広東
「報復で肛門を縫合」疑惑で浮上…病院の謝礼問題「深刻」5割超
椅子が爆発、座っていた女性が重傷―中国・アモイ、過去に死亡例も
尻からタウナギ入れられた男性、直腸食い破られ重体に―中国