巨人・高橋由伸 「バット作ってくださる皆さんに申し訳ない」
読売ジャイアンツの高橋由伸選手が6月10日(2010年)のブログで、ある後悔について書いている。
6月5日の試合のヒーローは高橋選手だった。2打席連続ホームランでチームを勝利に導いたのだ。とりわけ2本目のホームランは、7回無死一、二塁からの逆転弾だ。本人は「打者として一番難しい状況だった」と振り返るが、ベンチからの指示はなく、任せられたと思ったから思い切りバットが振れたようだ。しかし……。
「最終打席に『事件』は起きた」
9回1点リードの場面。さらに突き放すチャンスだったが、相手投手が放ったスライダーにバットが止まらず空振り三振。そして思わずカッとなってしまった。
「打てなかった自分自身が悪いのに、地面にバットを叩きつけたら折れてしまった」
試合後に振り返ると、「あーあ、やってしまった!」と強く後悔したらしい。かつて富山の工場で、バット作りの工程を見せてもらったことがある。ずいぶん手間がかかるものだし、何よりも「作ってくださる皆さんの気持ちも十分理解していたつもりだったのに」。折れたバットは今、テープを巻いてロッカーにしまってあるそうだ。
■J-CASTニュースとは?
従来のマスコミとは違うユニークな視点で、ビジネスやメディアに関するさまざまな記事を発信しています。読者投稿のコメント欄も充実!
新たにJ-CASTニュースショップがオープン!