エン・ジャパン(東京都新宿区、鈴木孝二社長)は、人事トータル支援システム「FINE」(ファイン)の販売を開始した。同システムは、クラウドコンピューティングを採用し、様々な人事情報の配布と回収をwebワークフローにより行う。


 また給与計算や社会保険手続きをはじめ、人事担当者にとって時間が取られがちであった勤怠の提出連絡や督促、異動情報の登録などをアウトソーシングにより受託する。

 中西昌信同社FINE人事トータル支援システム部部長は、自身の人事部門での経験を踏まえ、「多くの企業では限られた人員の人事部門が定型業務に追われ、企画・推進業務の遂行に注力出来ていない実態があります。また、一般のアウトソーシングを導入しても、部分的であるため担当者の業務量はそれほど減らないケースが多い」と話す。

 「FINEの導入を通して、人事部門が企画や現場の社員を支援するための業務に注力できる環境を提供して、『会社を強くする人事』の実現を支援していく」と強調する。

 今後は、中長期計画として、5〜6年後までに100社の導入を目標としている。

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