チェルシーのストライカー、ディディエ・ドログバの様子がおかしい。昨季は33ゴールを決め“プレミアナンバー1ストライカー”の名をほしいままにした彼だったが、今季はこれまでわずか11得点。しかも昨年11月末からたったの1点しか決めていないのである。12月8日には膝の手術をしており、復帰後すぐにアフリカ杯参加のためにチームを離脱しているため“4ヶ月でわずか1ゴール”というわけではないが、アフリカ杯後も4試合で1得点と以前の爆発的な輝きはない。英ガーディアン紙はこの要因を“モチベーションの欠如”としている。事実、モウリーニョ解任によりクラブへの不信感は高まっており、すでに彼は今季終了後の移籍をほのめかしている。グラント監督はドログバの不調に対して「チームが点を取れさえすればいい」と話している。しかしリーグ戦とチャンピオンズリーグ優勝を狙うグラント監督にとってもドログバの得点が必要なことは分かっているはずだ。