右足首の滑膜炎に悩まされ続けるレアル・マドリーのFWルート・ファン・ニステルローイが19日、オランダで関節鏡による手術を行った。

 当初はマドリーで手術を行うことも検討されたが、クラブ側は極秘にしたかったようで、ファン・ニステルローイは最終的にオランダ代表のチームドクター執刀の下、関節鏡による手術を受けることとなった。これによりファン・ニステルローイの離脱期間は伸び、さらに1ヶ月半の離脱となる見込み。となるとシーズン残りはほぼ絶望となるか、最後の数試合にギリギリ間に合うかどうかといったところ。回復状況次第ではオランダ代表としてユーロ2008への出場にも危険信号が灯ることになりそうだ。

 2月2日のアルメリア戦で右足首を傷めたファン・ニステルローイは、バジャドリー戦を欠場したが、ベティス戦、ローマ戦(CL)、ヘタフェ戦に出場。しかし、2月24日のヘタフェ戦以降は右足首の滑膜炎に悩まされ続け、チームから離れ早期回復を目指しリハビリを継続していたが、思わしくなく、関節鏡による手術にふみきったようだ。

 これにより唯一残されたタイトルを狙う上で、レアル・マドリーは最悪残り10節をファン・ニステルローイ抜きで戦うことになる。2位バルセロナに勝ち点7ポイント差をつけているとはいえ、チームの状態は決していいとは言えない。チーム、そしてシュスター監督にとって何とも痛いエースの離脱だ。

(スペイン通信)

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