トッテナムのFWディミタール・ベルバトフが、今シーズン終了後に移籍を決断する可能性が高くなった。ベルバトフの代理人がシーズン終了後に獲得を希望するクラブと交渉の場を設けると明言。イングランドを離れる可能性も浮上している。

 トッテナムで2シーズンを迎えたベルバトフ。その得点能力に指揮官のファンデ・ラモス監督も絶大なる信頼を寄せており、3000万ポンド(約60億円)の移籍金を設定したとも言われている。しかし、ACミランなど欧州のビッグクラブがこぞって獲得に興味を示している状況に、代理人のダンチェフは「当然話は聞く」と断言した。

「トッテナム側に獲得の打診はまだない。ミランが興味を示していると言われているが、それがもし本当ならばディミタールと話し合うよ。欧州でも随一のビッグクラブだからね。ただ、ディミタールは今、トッテナムでのプレーに集中している。次の移籍期間が始まるまで、まだ時間は十分にあるよ。彼はトッテナムでの現状に満足している。だからといって、別のクラブで満足できないということではないだろう? 私の経験からそれだけは言えるよ」

 冬の移籍マーケットではマンチェスター・ユナイテッドの獲得候補にも名前が挙がったベルバトフ。リーグカップの優勝に貢献し、トッテナムに9年ぶりのタイトルをもたらしたブルガリア代表は、さらにその評価を上げている。ラモス監督は、「ディミタールには残って欲しい。予期せぬことでも起きない限り、残留してくれると信じている」と語っているが、シーズン終了後の交渉次第ではベルバトフが新たなユニホームを纏って新シーズンを迎える可能性も十分にある。

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