前節、エスパニョールに苦しみながらも勝利を収め、バルセロナに勝ち点8ポイント差つけ首位を走るレアル・マドリーの次節の相手はデポルティーボ。リアソールに乗り込むレアル・マドリーにとって、このリアソールは鬼門のスタジアムだ。レアル・マドリーは実に15シーズン、リアソールでのデポル戦で勝ち星を収めていない。

 レアル・マドリーがリアソールでデポルに勝ったのは1991年12月1日に行われた試合にまでさかのぼる。それ以降の15シーズンで、1994-95シーズン(0-0)、96-97シーズン(1-1)、97-98シーズン(2-2)、2000-01シーズン(2-2)、02-03シーズン(0-0)を引き分けたのみ、5分10敗とリアソールではたった勝ち点5ポイントしか奪えていない。そして、ここ最近の4シーズンは、2-0、2-0、3-1、2-0と4連敗中で1ゴールしか奪えていない。レアル・マドリーにとってリアソールはまさに鬼門のスタジアムと言っていいだろう。

 目下リーガ16位と低迷するデポルだが、ホームでセビージャ、エスパニョールを敗り、前節アウェイのバレンシア戦では2-0から引き分けに持ち込むなどここ最近の3試合では2勝1分と調子も上がってきている。レアル・マドリーを迎え撃つデポルのFWシスコは、「レアル・マドリーが来るということは、厳しい試合になるっていうことだけれど、僕らは自分たちが勝つことだけを考えている。レアル・マドリーは17年間リアソールで勝っていないし、それが18年になるってことだよ」と勝利に自信を見せた。

 低迷するデポルが相手とはいえ、レアル・マドリーも油断はできない。鬼門のスタジアムで勝ち、2位バルセロナとの勝ち点差をがっちりキープできるのか?そして、降格ゾーンから遠ざかるためにもやはり勝ち点3が欲しいデポル。土曜日の両者の戦いに注目だ。

(スペイン通信)