昨年に続き、圧倒的な強さでHERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメントを制したJ.Z.カルバン!

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9月17日(月・祝)、横浜アリーナで開催された『HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦』。

ミドル級世界王者決定トーナメントベスト4に加え、昨年大晦日以来の総合出場となる山本“KID”徳郁、更には桜庭和志vs柴田勝頼の実現、元PRIDE組、ミノワマンにセルゲイ・ハリトーノフ、アリスター・オーフレイムらの登場と、かつてない注目度の中で行われた今宵のHERO'S。その試合は、熱戦の連続となった。

トーナメントを制したのは、J.Z.カルバン。準決勝でビトー“シャオリン”ヒベイロを短期決戦で破ると、決勝は宇野薫に勝ったアンドレ・ジダと対戦。試合は開始早々、ジダのパンチで片膝を付くダウンを喫するも、冷静にグラウンドへと持ち込み、ペースを引き戻す。最後は腕ひしぎ十字固めでタップアウトを奪い、終わってみれば、カルバンは準決勝、決勝共に完勝と言える内容だった。

また、日本人最後の希望として、ファンの大きな期待を背負った宇野は、シュート・ボクセの新星、ジダの前に準決勝で散った。スタンドでのジダの猛攻は、脅威の一言。宇野は、序盤から劣勢となり、パンチや膝蹴りでKO寸前のピンチが続くも、驚異的な粘りとビックカムバックで2Rから反撃へ。それでも、序盤の劣勢が尾を引いたのか最後は判定で敗れた。

セミファイナルでは、山本“KID”徳郁が柔術世界王者、ビビアーノ・フェルナンデスと対戦した。約9ヶ月振りのリングとなるKIDに対し、組み付いては一気に引き込み、グラウンドへ引きずり込むビビアーノ。KIDは、一瞬極められたかに見えた腕十字を体勢を入れ替え防いだり、寝技の対応に進化をみせたが、苦戦を強いられる場面も。試合は判定によりKIDに軍配、KO勝ちとはならなかったが、自身の寝技に手ごたえを感じた様子だった。

第8試合では、注目の日本人対決、桜庭和志vs柴田勝頼の一戦が実現。花道を全力で駆け抜け、尋常ではない気合いを漲らせた柴田だったが、桜庭のテクニックの前に本領発揮とはならなかった。試合は、グラウンドで上になった桜庭が、ポジションを巧み変えながら、強烈なパウンド。これを嫌がった柴田が、出した腕を綺麗に腕十字に捕らえて勝利を挙げた。
試合後には、柴田の師であり、2007年大晦日に現役復帰を果たす船木誠勝へ対戦受諾のメッセージ。更には、勢いそのままに、「お兄さん、僕らも歳なので試合をやりましょう」と、この日、ファンの前で現役復帰を示唆した“400戦無敗の男”ヒクソン・グレイシーとの対戦をぶち上げた。