国慶節連休にEVで旅行、待ち受けていた「苦難の充電」-中国メディア
中国では、電気自動車(EV)が急速に普及していると、よく報じられる。10月1日から7日までの国慶節連休にも、多くの人が自家用EVを利用する旅に出た。ところが、途上で充電の順番を長時間待つ羽目になったとする、SNSへの投稿が相次いでいる。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。
吉林省の東北部の延吉を9月30日に出発して、最南部の広西チワン族自治区にEVで移動した李さんによると、途中で6回充電したが毎回並ばなければならず、最長で3時間も待ったという。ただし10月1日夜には、順番待ちがある程度解消されたという。
内モンゴル自治区の包頭市と広東省茂名市を結ぶ包茂高速道路の、四川省にある達州北サービスエリアでも充電待ちの車数十台の列ができた。充電場所に近づいたところで電気切れで立ち往生してしまったが、サービスエリアのスタッフと多くの親切なドライバーが協力して車両を充電器の前まで押していってくれたと説明する人もいた。
遼寧高速のカスタマーサービスに2日午前10時半に電話取材して遼寧省内の凌海サービスエリアの充電現場の状況を尋ねたところ、「現在も充電待ちの現象が存在するが、並んでいる車両はそれほど多くない」「今の交通量は確かに多い。なぜなら高速道路が無料通行だからだ」と説明してもらえたという。
浙江省交通集団高速道路嘉興管理センターによると、管轄するサービスエリアのうち、国慶節の初日には嘉興サービスエリアでのみ一時的に列ができたが、その他のサービスエリアは基本的に待つ必要がなかった。嘉興サービスエリアでは連休前に超急速充電器を新たに増設したほか、管轄区間沿線の料金所にも充電器を設置したという。
さらに説明によると、料金所のそばに設けた充電ステーションは高速道路の本道を降りればすぐに充電でき、一般道に迂回することなしに充電が終わればそのまま再び高速道路に乗れる。多くのドライバーがルートに詳しく、充電をする車が集まるサービスエリアを避け、料金所近くの充電ステーションを利用しているという。
国慶節連休の初日の1日には、EVをはじめとする新エネルギー車が延べ1780万台に達すると予測された。一部のドライバーはサービスエリアで並んで充電しており、充電が遅く、時間がかかると感じている。中国政府交通運輸部は、重要な高速道路や人気の観光地へ向かうサービスエリアは交通量が多く、充電需要が相対的に集中しており、特に毎日午前10時すぎが顕著だと説明した。
交通運輸部は過去のデータに基づいて分析を行い、9月25日から27日までの中秋節連休と10月1日から7日までの国慶節連休前に充電が特に混雑するサービスエリアのリストを作成し、移動式充電設備や高出力急速充電設備を事前に増やすなどした。
交通運輸部はまた、スマートフォンを利用しての充電サービス状況の検索を呼びかけ、また、電気切れで動けなくなった場合にもスマートフォンを利用して救援を求めることができると紹介している。(翻訳・編集/如月隼人)

