5回終了。ベンチの橋上秀樹監督代行(カメラ・小林 泰斗)

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◆JERAセ・リーグ 巨人2-5DeNA(3日・東京ドーム)

 巨人がレギュラーシーズン最終戦で逆転負けし、通算76勝64敗3分けの2位に終わった。2点リードの7回にリリーフ陣が崩れた。広島・マツダで待機していた首位・阪神のリーグ連覇が決まった。

 今季を象徴する最強リリーフ陣が崩れた。2点リードの7回、2番手・中川が無死二、三塁のピンチを作り、防御率1点台の堀田から、同2点台の船迫も止められなかった。一挙4失点。レギュラーシーズン最終戦で、1週間後に待つポストシーズンに向けて不安を露呈する敗戦となった。試合後のセレモニーで橋上監督代行は「ここでリーグ優勝の報告ができなかったことは非常に残念で大変申し訳なく思っております。どうも、申し訳ございません」などと発し、帽子を取って、頭を下げて謝罪した。

 完全なる勝ちパターンを逃した。先発した井上は6回83球、わずか1安打に抑えて6奪三振。今年5勝1敗と相性抜群のDeNAを手玉に取った。初回先頭の度会に三塁内野安打を許したのみ。降板する6回まで1イニング3人ずつで片付けた。直球の伸びあがるような軌道から、時にフォークで目線をずらし、スライダーもさえた。的を絞らせず、リズミカルに投げ込んだ。2回を投げ終えたところでプロ入り初の規定投球回にも達した。エースへの階段を今年もまた一段、上った。

 応えたのは怪力・リチャードだ。4回1死一、三塁。初球の外角低めカットボールにバットを合わせた。バットを折りながらも中前へ運ぶ先制打。2回の打席では走った際、左ひざ付近を気にしていたが、問題はなさそうだ。しかし、この後が良くない。増田陸、皆川が続くチャンスで打てず、1点止まり。試合を決定づけられず、今年何度も見た光景だった。

 連投続きの中継ぎ陣だけに、責められない。ただ、井上を6回83球で降板させたことには疑問が残る。一週間後の10日に再び、DeNAとのCSファーストステージが控えているからなのか。井上は今季、DeNAに5勝1敗と相性抜群で先発が有力視されているが、先を見据えてしまえば足をすくわれる。この試合の2回を投げ終えたところで、プロ入り初の規定投球回にも達した。体力は年々、備わっている。近未来のエース候補である以上、この試合の勝敗を背負わせても良かったのではないか。

 先の短期決戦へ不安は募る。打線からは松本が下半身のコンディション不良でベンチ外となった。ダルベックもまだ状態が上がらない中で、次のステージに臨むことになる。橋上監督代行は「このあと、日本一に向けたもう一つの戦いがこの東京ドームで始まります。願わくばレギュラーシーズン同様、それ以上の熱いご声援で選手を後押ししていただければと思います」と再スタートを強調した。試合終了と同時に、広島・マツダで控えていた首位・阪神のリーグ連覇が決定。指揮官の言う通り、短期間で気持ちを切り替え、CS突破からの日本一へ向かってもらいたい。ただ、どう修正していくか、若き巨人に注目したい。