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帝国データバンクの発表によりますと「ひので家」の屋号で、豆腐や油揚げ、湯葉、がんもどきといった豆腐関連食品の製造販売を手がける「日の出屋」(資本金430万円、熊本県宇城市、代表 瀬戸良尚氏)は、10月2日に熊本地裁へ自己破産を申請しました。

負債総額は債権者約130人に対し、約4億7000万円に上ります。

「まぼろしの豆腐」などで売上伸ばすも--

「日の出屋」は1993年10月に個人で創業し、1994年10月に法人改組されました。

高級志向の寄せ豆腐「まぼろしの豆腐」などを製造し、大阪・兵庫・岡山・広島・山口・大分・福岡、そして熊本と、西日本各地のスーパーなどに積極的に出店し、2015年9月期には年売上高約13億1700万円を計上していました。

しかし、その後は不採算店舗の閉鎖などを進め、近年は九州圏を中心とする事業体制へ集約していました。

コスト高、コロナ、そして地震--

2025年9月期には約5億5000万円の売上高を計上したものの、原材料費などのコスト上昇分を価格に十分に転嫁できず、6期連続の赤字となり債務超過に陥っていました。経営再建を図ったものの、コロナ禍や相次ぐコスト上昇により厳しい経営環境が続いていました。

そうした中、7月の熊本地震で、震度7に襲われ、中核となる本社工場が甚大な被害を受けました。これで製造を含むすべての業務が停止し、事業再開のめどが立たず、今回の措置となりました。