(左から)さだまさしさん、倉本聰さん(さだまさしさんの公式インスタグラムより)

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ドラマ『北の国から』で音楽を担当した、シンガー・ソングライターのさだまさしさん(74)が、18日に91歳で亡くなった脚本家の倉本聰さんを追悼。自身の公式インスタグラムでコメントを発表しました。

【さだまさしさんのコメント全文】(公式インスタグラムより)

倉本聰先生の訃報に接して

せっかちで頑固で喧嘩っ早い倉本先生。
大好きな紅葉も落葉も雪も待てずに秋の香りのする日に、ぷいっといなくなりました。

一途で不器用で芸に厳しい倉本先生。
歴史に残る名作『北の国から』の音楽を、若造の僕を信用して、ぽいっと全部任せて下さった侠気の人。大恩人でした。

最後にお目に掛かったのは『北の国から』放送開始45周年を祝った先月、八月九日の富良野演劇工場のステージでした。

今思えば先生登場の時のこと。《暗転~照明濃度まで計算し尽くして、浮き上がるように現れ~五郎さんの『遺言』を朗読~ふわりと暗転してあっという間に舞台から去る》という、あのストイックな演出。
今思えばあれが我々への格好良すぎる遺言でした。

教わったことが沢山あります。
叱られたことも一杯あります。
褒められたのはたった三つ。
「はかぼんさん」という小説と、わざわざ詩島まで来て、子どものようにはしゃいで羨ましそうに褒めてくださったあの時。
あと一つはNHK紅白歌合戦で『北の国から』を歌った時でした。
よほどNHKとの大喧嘩が胸に残っていたのでしょう。
「良くNHKが許してくれたなあ。でかした!!」と嬉しそうでした。
まるで僕が先生の仇を討ったみたいでしたけど、あれ、NHKからのリクエストだったんですよ(笑)

『北の国から』を500話まで書いてくださいとお願いしていたのに、書いてくれたのかな?
詩島が気に入ったら島に籠もって「西の国から」を書いてともお願いしたのに書いてくれたのかな?
もう少し仕事でご一緒したかったです。
さようならは言いません。
先生またね。 

さだまさし