ドンキ、セブン、イオン…専門家が厳選した「ほんとうに美味しいプライベートブランドの商品」一覧が凄かった
店頭で目立つようになったPB食品。大手だけでなく、知られざる老舗メーカーが作っていることも。知ればスーパーがもっと楽しくなる!
【前編を読む】スーパーのプライベートブランドは「安いだけで美味しくない」のか…じつは「本当に美味しい商品」を見分ける方法があった
セブンイレブンの高級PB
各スーパーがしのぎを削るPB食品をさらに見ていこう。
納得の価格で本当においしい商品を提供する高付加価値PBに先鞭をつけたのは、イトーヨーカドーなどで販売されるPB、セブンプレミアムだろう。
「PBは安ければいいという時代ではなくなりましたが、一方でどこまでなら消費者はおカネを払ってくれるのかを見極めるのが非常に難しい。その点、セブンプレミアムのカップ麺、蒙古タンメン中本は消費者にとって非常にわかりやすい商品です。有名店の外部ブランドを売りにして、日清食品と共同で開発しています。同PBで売り上げ年間1位だったのも納得です。
さらに高級路線のセブンプレミアム ゴールドは商品名に『金の~』と付きますが、これも高付加価値PBの代表的な商品と言っていいでしょう。同PBの金の食パンは本当においしい」(玉川大学経営学部教授・神谷渉氏)
スーパーマーケットの魅力的な自社製品
高価格帯のPBの中でも、健康志向を打ち出したのがライフなどで取り扱われるビオラルだ。食文化研究家のスギアカツキ氏が言う。
「ライフは業績が絶好調で、牽引するのがビオラルです。低糖質で、食品添加物を減らし、化学調味料を極力使わないといった特徴があります。レトルトの玄米ごはんは栄養価も高く、少量で使いやすいと大ヒットしました。長期保存のためにパックご飯に使われることが多い酸味料を使用していないのも特徴です」
西友はトライアルに買収される前から独自PB、みなさまのお墨付きを展開してきた。経済評論家の鈴木貴博氏は同PBのカレーのファンだ。
「特にカシューナッツ香るマッサマンカレーは是非一度食べてほしいですね。このシリーズのカレーは全般的にお手頃でありながら、普通のレトルトカレーよりもずっとおいしいという印象があります」
神奈川県発祥のスーパー、ロピアはPB製造を外部に委託するだけでなく、メーカーごと買収して自社グループ内で作ってしまうこともある。前出の丸山氏が言う。
「ロピアはPBというよりも『自社製』という表現で展開しています。ハムやソーセージなど加工肉に定評があり、代表的なのが、ロピア自社製薫煙荒挽ウインナーです。これは豚肉を100%使用し、ドイツ直伝の製法で作ったパリッとした食感が人気です」
ドン・キホーテの独創的すぎる商品
独特の商品開発でコアなファンを獲得するのが、前出のドン・キホーテ、情熱価格だ。
「とにかくユニークな商品が多い。万人に売れる商品ではないかもしれませんが、逆に言えば強烈なファンがつく可能性があります。ポイントはパッケージです。これでもかとばかりに、商品を作った狙いが書いてある。
たとえば、私も愛食するしいたけスナックには、〈『しいたけ』嫌いな人に美味しいと言わせた〉とあります(笑)。そこまで言うかという驚きがドン・キホーテの強さでしょう」(前出・神谷氏)
一方、PBを手広く展開しない戦略を描くのは、オーケーだ。フードコンサルタントの池田恵里氏がこう語る。
「オーケーはまず徹底的に交渉してNB商品を値下げする方針を明確にしています。その上で、足りない部分をPBで補う。実際にオーケーオリジナルとして販売しているのが、カルビーと共同開発したポテトチップスです。100gで154円と、NBや他のPBと比べて安いですね。また、水戸納豆もたれやからしがついていないタイプが非常に安く提供されています」
前出の鈴木氏は、
「たしかにPBは値段相応だったと残念に思うこともあります。それでも色々と試すと各ジャンルでおいしい商品が見つかるはず。宝探しと思って試してみてください」
と言う。表も参考にして、スーパーへ「お宝探し」に出かけてみよう。
「週刊現代」2026年9月28日号より
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