麦茶はやめた、夜9時以降は家事をしない。40代、ご機嫌に暮らす「家事の工夫」
自分の気持ちや時間を大事にしつつ、家族みんなが幸せ…そんな“ほどよく自分ファースト”を実現するヒントを紹介します。整理収納アドバイザーのひでさん(40代)は、捨て活と出産をきっかけに家事を見直すことに。すると、自分時間が増え、心にも変化が生まれたそうです。詳しく教えてもらいました。

ものと向き合うことで自分を取り戻せました
整理収納アドバイザーとして片付けのサポートをしているひでさん。しかし、以前の暮らしぶりは今とは正反対だったそう。
「20代はハードワークの日々で、気がつけば買い物依存症になり、家はものであふれていました。転機は長男が小学校に入学するとき。ものを捨てないとランドセルを置く場所すらなかったんです」(ひでさん、以下同)
一念発起し、家の約8割のものを処分。ものと丁寧に向き合うことで、自分の内面にも目を向けるようになり、暮らしが徐々に変化していったそう。
「第3子が生まれたこともあり、無理しすぎないよう、いかに家事をラクにできるか考えるようになりました」
そこから、家族優先が当たり前だった暮らしから、ものごとを“自分中心に考える”ようになったひでさん。
「私は母である前に1人の人間だと思い至りました。自分自身を大事にし、ご機嫌でいることが、結局は家族円満にもつながると実感しています」
自分の“ご機嫌”のために手放したこと

以前は買い物に依存し、家にものが散乱していたというひでさん。長男の小学校入学を機に、ものを捨てることを決意しました。
●もちもの1つ1つと向き合う
「これって私に必要? メリットはある?」と真剣に考えることで、自分にとって必要か不要か判断できるように。
●自分の「好き」「心地いい」を思い出す
自分の気持ちに目を向けられるようになると同時に、日々自分のことをあと回しにしていたことに気づく。
●「私がやらないと」をいったんリセット!
自分が苦手なこと、やりたくないことで無理をするのをやめる。ラクできる工夫や家事シェアを模索。
●“自分のご機嫌”を優先できるようになる
不要なものがなくなり、家事をラクすることで、日々心地よく、ご機嫌で過ごせるようになる。
夜9時以降は家事をしない。自分ファーストで過ごす工夫

ひでさんが、“ほどよく自分ファースト”のためにやめたことを教えてくれました。
●“母ちゃんは夜9時で閉店です”
「私もちゃんと休みたい!」と、午後9時以降に家事はしないことを家族に宣言。そうして生まれた時間に読書をしたり早寝をしたり。週末は、家族全員パジャマ姿で映画鑑賞が恒例に。
「夜9時以降に水筒などが出てきても洗いません。そのうち諦めて遅れたら各自でやるように」
●食べたいものは“自分でどうぞ”

以前は食事もおやつも、常に用意してあげていたそう。
「それが子どもたちの自立心を奪っていることに気づきました。なにをどれだけ食べたいか自分で考えてほしいのでまかせています」
●“今日から母ちゃん麦茶やめます”

お茶を沸かし冷ましてから冷蔵庫へ。ポットの茶渋をとって…など、案外手間のかかる麦茶づくり。
「その家事必要? と自分に問いかけてみたんです。水分補給が目的なら水で十分。最初は家族が渋っていましたが、続けるうちに水が当たり前に。人は慣れるものです」
●“みんなで汚したものはみんなで干す”

洗濯物は、夜に家族全員でさっと干します。
「5人分で1人なら30分かかるところ、みんなでやれば5分で終了。強制はせず、みんなで楽しみながらやるのが続けるコツです」
「私がやらないと!」を手放すコツ
「私がやらないと!」という気持ちを手放す、4つのコツを教えてもらいました。
●家族の顔色をうかがわない
いやな顔をされることを気にすると余計に不満がたまるので、気にせず頼むようにしています。
●「自分の分だけ」でハードルを下げる
最初は「自分の分だけでもいいからやって」とお願いして、やるきっかけをつくります。
●例外は極力つくらない
「やらない」と決めたらまずは徹底。どうせやってくれる、と思われると続きません。
●理由と役割を伝える
「今おかずをつくってるからご飯を盛って」など具体的に説明すると伝わりやすい。
