「大掃除は年末にするもの」と思っていませんか? ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんは、汚れの性質や気温に合わせて季節ごとに掃除をすることで、年末の大掃除をなくしたそう。年末まであと3か月。今年は「大掃除を早く始める」のではなく、「大掃除そのものをなくす」計画を立ててみませんか?

「年末にまとめて大掃除」をやめました

そもそも、なぜ家じゅうの掃除を寒くて忙しい12月にまとめてするのでしょう。大掃除には、水を使う窓やベランダの掃除、キッチンの油汚れ、照明や換気口など高い場所の掃除など、性質の違う作業が含まれています。

【写真】本橋さんの掃除計画表

それなら、全部を同じ時期にする必要はありません。

わが家では「12月だから大掃除」ではなく、「この掃除はいつやるのがいちばんラク?」と考えて掃除しています。

大掃除を前倒しするのではなく、掃除に適した時季に分散する。その結果、年末にまとめてする「大掃除」がなくなりました。

暑い時季は水仕事、秋は油汚れ。季節を味方につける

8~9月などのまだ暑い時季は窓や網戸、ベランダ、玄関、浴室など、水を使う掃除がおすすめ。寒い冬に水仕事をするより、暑い時季の方が取りかかりやすいからです。

そして秋になったら、換気扇やコンロまわりなどの油汚れを。油は温度が低くなると固くなります。本格的に寒くなる前なら汚れもゆるみやすく、年末に冷えて固まった油汚れと格闘するよりラクです。

照明や換気口など、普段あまり掃除しない場所も、過ごしやすい時季に少しずつやるのがおすすめ。「今の季節なら、どこをラクに掃除できる?」と考えるのがポイントです。

年末は掃除ではなく「点検」を。わが家に合う掃除頻度を把握

「早く掃除しても、年末にはまた汚れるのでは?」と思いますよね。もちろん、また汚れます。でも、その汚れ方を知ることにも意味があります。

たとえば、秋に換気扇掃除したら、年末にもう一度あけてみます。目的は大掃除ではなく、約3か月でどのくらい汚れたかを確認すること。

ほとんど汚れていなければ、3か月ごとの掃除は必要ないかもしれません。反対に油汚れがかなりついていたら、年1回まとめて掃除するより、もう少し短い間隔で掃除した方が1回の負担を減らせます。

料理の頻度や調理方法によって、換気扇の汚れ方は家庭ごとに違います。「年に○回」と決めつけず、実際の汚れを見て、わが家にとっての掃除頻度の最適解を見つけてみましょう。

全部自分でやらなくてもOK。プロに頼むのもおすすめ

エアコンや換気扇など分解が必要なものや自分で掃除するのが難しい場所は、プロにお願いするのもひとつの方法です。

外注すると決めたら、年末ではなく早めに検討・予約を。年末の混み合う時季を避けられ、業者によっては早い時季のキャンペーンを利用できる場合もあります。

そして、一度キレイにしてもらったら、その後は普段のお手入れでキレイをキープします。掃除しやすい季節に自分でやる。わが家に必要な頻度を知る。難しいところはプロに任せる。そして汚れをためない。

大掃除をなくすとは、掃除をしないことではありません。今年からは、これから先の「大掃除がいらない暮らし」をつくるための計画を立ててみませんか?