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-[結婚につながる恋のはじめ方]-

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。
◆話題のドラマと婚活の共通点

 Netflixで配信が始まったドラマ『ダウンタイム』、もうご覧になりましたか?

 9月17日から世界独占配信が始まった全8話のオリジナルドラマで、松岡茉優さんが形成外科医・沼田文、仲里依紗さんがカリスマ美容外科医・遠山凜を演じています。

 美容医療業界の深層とルッキズム(外見至上主義)に翻弄される人々の欲望を描いた作品として、海外でも注目を集めているんですよね。

◆結婚にもダウンタイムがある

「ダウンタイム」とは、美容施術のあと腫れや内出血が落ち着くまでの回復期間のこと。私はこのドラマを観ながら、「結婚にもダウンタイムがあるなぁ」と感じていました。

 ゆうやさん(39歳・仮名)は、お見合い相手を「見た目がタイプかどうか」で選んでいました。そして出会ったのが、モデルのように美しい30歳の女性。交際中は「隣を歩くだけで誇らしい」と、とても嬉しそうでした。

 しかし、結婚して1年ほど経った頃、彼から「妻と金銭感覚が合わず離婚も考えてます。彼女は美容にかなりの額を使うんです。節約の話をすると不機嫌になって、会話がなくなってしまって……」と相談を受けました。

 実は交際中、お金の価値観や休日の過ごし方について、ほとんど話し合わず、とにかくゆうやさんは彼女を口説き落としたい一心でした。

 しかし、今になって「見た目よりも大事なことがあったかもしれない」と……。

 心理学に「快楽順応(ヘドニック・アダプテーション)」という考え方があります。人は良い変化にもやがて慣れ、幸福感が元の水準に戻っていくというもの。

 心理学者ルーカスらによる大規模な追跡調査でも、結婚で高まった幸福感は、平均すると数年で結婚前の水準に戻っていくことが示されています。

◆もうひとつ注意したい心理的な効果

 つまり、パートナーの美しさへのときめきも、毎日一緒に暮らすうちに“当たり前”になっていくんです。

 ときめきが落ち着いた後に残るのは、会話のしやすさや価値観の近さ。ここがかみ合っていないと、結婚生活は長い“ダウンタイム”に入ってしまいます。

 もうひとつ注意したいのが「ハロー効果」。外見が魅力的な人に対して「性格も良いはず」「金銭感覚も合うはず」と、ほかの面まで高く評価してしまう認知の偏りです。

 ゆうやさんが大切な確認をスキップしてしまったのも、まさにこの効果が働いていたからでしょう。