駅構内の個室型ワークスペースでわいせつ撮影する様子が投稿されていた(成人向けプラットフォームより)

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 多忙なビジネスパーソンを支える施設が、まさかの"成人向け動画撮影"に利用されてしまった。現在、駅構内に設置された個室型ワークスペース内で、女性が自身の体をまさぐる様子を撮影した映像が、大手成人向けプラットフォームで販売されている。【前後編の後編。前編から読む

【写真を見る】駅構内のワークスペースで衣服を脱ぎ始めた女性の問題の投稿

 当該映像は、JR東日本ビルディングが運営する「STATION BOOTH (ステーションブース)」で撮影されたようだ。同社に問い合わせたところ、「現在、必要な情報収集を行っております。利用規約等に照らし適切に対応をしてまいります」とのコメントが返ってきた。

 完全個室型ブースとはいえ、「STATION BOOTH」の前面はガラス張りになっている。くもりガラス越しでも、内側で黒髪ロングヘアの女性が全裸になり、よからぬ行為に没頭していることはうかがえる状態だった。

 ブース外にカメラを設置して撮影したというが、投稿者としても、内部がここまで透けて見えるとは想定外だったようだ。

動画のキャプションには、〈ガラスに近寄らない限りそこまでわからないだろうなって思っていたら、後で映像見てみたら丸見え…離れて立っても裸ってわかる感じだから本当にヤバいです…〉とつづられていた。また、〈かなり背の低い子がこっちに歩いて来てガン見!!〉と撮影中のアクシデントも明かされており、一部の通行人から視認されていた可能性がある。

 大阪グラディアトル法律事務所の黒木佐紀弁護士は、「公然わいせつ罪が成立する可能性はあると考えます」と指摘する。

「問題となるのは、くもりガラス越しに、外を通行する一般の人から裸体や性的な行為を認識できる状態だったかという点です。

 単に『中に人がいる』『人影が動いている』という程度しかわからないのであれば、公然わいせつ罪の成立は難しくなると思います。これに対して、外から見ても、裸体であることや性的な行為をしていることまでわかる程度に透けていたのであれば、公然性が認められる可能性は相応にあります。

 また、撮影中に子供がブースの近くまで来ていたとのことですが、この点も無関係ではありません。実際に子供が性的な行為を認識したかどうかとは別に、一般の利用者が撮影中のブースのすぐ近くまで自由に近づける環境だったことを示す事情にはなります」

 黒木弁護士によると、今回のケースだと、「外からどの程度内部が見える構造だったのか」や「通常の通行位置から性的な行為まで認識できたのか」、「撮影者が外から見える可能性を認識していたのか」、「撮影当時の周囲の人通り」といった点を総合的に判断し、法的な責任の有無が検討されることになるという。

 一方、被害者とも思える「STATION BOOTH」の運営元に対して、何らかの責任が発生する可能性はあるのか。

「『STATION BOOTH』は、本来ワークスペースとして提供されている施設です。そのような場所をアダルトコンテンツの撮影場所として使用したのであれば、施設の利用目的から明らかに外れた使用と評価される可能性があります。

 その結果、運営会社に特別な清掃費用、設備の修繕費用、撮影への対応費用など具体的な損害が発生した場合には、撮影者に対して、利用契約上の債務不履行や不法行為を理由として損害賠償を請求することが考えられます」(同前)

 投稿者は、露出好きの女子大生を自称している。刺激を求めた先で、重い代償を支払うことになるのか。

(了。前編から読む)