洗濯物を取り込もうとしたとき、服に付いた「カメムシ」を目撃して悲鳴をあげた経験はありますか? 今回は、洗濯物にカメムシが付く理由と、カメムシを取るときのNG行動、安全な駆除手順を紹介。服に嫌な臭いが付いたときの落とし方や予防策も紹介します。

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爽やかに晴れた日に洗濯物を外に干し、取り込もうとした瞬間に、服にひっそりとくっつく「カメムシ」を目撃して悲鳴をあげた経験がある人もいるのではないでしょうか。

カメムシは、特に「白いワイシャツ」や「白いTシャツ」になぜか集中的に付着しやすい傾向があります。慌てて追い払おうとして失敗すると、あの強烈な悪臭が衣類や部屋に放たれてしまうことに。

今回は、なぜ洗濯物にカメムシが寄ってくるのかという理由をはじめ、絶対にやってはいけないNGな取り方、そして安全な対処法・予防策をご紹介します。

なぜ? 洗濯物にカメムシが集まる3つの理由

カメムシがわざわざ外に干した洗濯物に飛来するのには、習性上の理由があります。

▼1. 「白」や「明るい色」に引き寄せられる習性
カメムシには光や明るい場所に集まる習性があります。特に白い衣類やシーツは太陽光を強く反射するため、カメムシにとっては「明るく目立つ場所」として認識され、飛来しやすくなります。

▼2. 太陽の熱で温まった「暖かさ」を求めている
カメムシは非常に寒がりな昆虫です。特に秋口(10~11月ごろ)になると、越冬場所を探して温かいスポットを巡ります。天日干しして太陽熱を吸収した暖かい洗濯物は、カメムシにとって絶好の“暖をとる場所”になってしまうのです。

▼3. フローラル系やフルーティーな柔軟剤の香り
カメムシは特定の香りに反応することがあります。特に甘い香りや植物・果実を連想させる柔軟剤の香りは、カメムシを引き寄せる誘引物質となるケースがあります。

絶対にやってはいけない! カメムシの「NGな取り方」

洗濯物にカメムシを見つけたとき、パニックになって以下のような行動をしてしまうと事態が悪化します。

▼手やティッシュでつぶす
警戒したカメムシが防御物質(悪臭)を発射。手や衣服に臭いが染みつき、皮膚がかぶれる恐れもあります。

▼手で強く弾く
物理的な刺激で脅威を感じ、飛散させながら臭いを放ってしまいます。

▼掃除機で吸い込む
吸引時の衝撃で体内で悪臭物質を放出。排気口から部屋中に激臭が充満し、掃除機自体にも臭いが定着します。

パニックにならない! カメムシの「正しい捕獲・除去手順」

もし服にカメムシが付いていたら、慌てず次のいずれかの方法でそっと対処しましょう。

▼ガムテープで「静かに包み捕り」
・粘着力の強いガムテープ(布テープ)を15cmほどカットする。
・カメムシの上からそっとかぶせるように貼り付ける(押しつぶさないよう注意)。
・そのまま四方を折り込んで密封し、ゴミ箱へ捨てる。

▼ペットボトルで「ポトン落とし」
・空のペットボトルの上部(1/3程度)を切り落とし、漏斗(じょうご)状の仕掛けを作る。
・カメムシの下にペットボトルを添える。
・カメムシは危険を感じると下へ落下する習性があるため、背中を軽くつつくだけで「ポトン」と中に落ちて捕獲完了。

服に悪臭が付いてしまったときの落とし方

万が一、服にあの強烈な臭いが付いてしまった場合、普通に洗濯機で洗うだけでは臭いが落ちません。

▼油の性質を利用する(メイク落としなど)
カメムシの臭い成分は「親油性(油に溶けやすい)」です。クレンジングオイルなどを少量なじませてから洗うと効果的。ただし、衣類に油分が残らないように、クレンジングオイルなどを使った後は食器洗い用洗剤で油分を落とすようにしてください。

▼熱を加えて揮発させる
臭い成分は熱に弱い性質があります。ドライヤーの温風をあてるか、スチームアイロンを浮かせがけすることで、臭いを飛散させることができます。

カメムシが寄り付かないよう、草木の周りに洗濯物を干すのは避けましょう。また、カメムシはハッカ油などの臭いを嫌うため、洗濯物周りにハッカ油をスプレーしておくのもいいでしょう。カメムシが大量発生している時期などは、室内干しにすることをおすすめします。
(文:矢野 きくの(節約・家事・100円ショップガイド))