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 ◇愛知・名古屋アジア大会第5日 競泳(2026年9月23日 東京アクアティクスセンター)

 女子100メートルバタフライは決勝が行われ、18年ジャカルタ大会で同種目を含む6冠に輝いた池江璃花子(横浜ゴム)は、58秒25で5着に終わり、メダル獲得を逃した。この後に行われる混合400メートルメドレーリレー決勝でもメンバー入りしており、18年ジャカルタ大会、23年杭州大会に続く3大会連続メダルを目指す。

 前半50メートルを5位で折り返したが、最後まで追い上げはならなかった。

 午前に行われた予選では、58秒82の全体4位で通過。前半50メートルは26秒89と、予選では久しぶりの26秒台をマークし、「全然気持ち良くなかった。ゴーグルに水が入って周りが見えず、気持ちが先行して後半は全くいい泳ぎではなかった。でも予選で(前半)26秒台は最近なかったので、そこは良かった」と振り返っていた。

 8年前のジャカルタ大会。当時18歳の池江は個人種目で50、100メートルの自由形とバタフライとリレー2種目を制し、日本人初の6冠を達成。全競技日程を終えて一度は帰国したものの、大会MVPに選ばれて再びジャカルタへ舞い戻り、閉会式に出席した。同年にはパンパシフィック選手権でも100メートルバタフライで優勝。最も輝いていたそのシーズンは、白血病からの復帰後、いつしか重荷に変わっていた。

 前回23年杭州大会は50メートルバタフライで銅メダルを獲得。価値ある5年ぶりの国際大会でのメダルだったが、本人は「前回の大会でMVPを取っていたのに、凄く弱くなった自分を見られることが正直嫌で、恥ずかしさを感じていた」という。自分は大病を乗り越えた悲劇のヒロインではなく、あくまで世界の頂点を目指すスイマー。さまざまな人生経験を積んでも変わらぬ水泳愛と勝負へのこだわりが、今も池江を支えている。

 競技人生の集大成と位置付ける28年ロサンゼルス五輪まで2年を切った。中間年は8月のパンパシフィック選手権でメダルを逃し、最後になる可能性が高い日本国内での国際大会で、前回大会超えを目標に掲げている。残る個人種目はあす24日の50メートル自由形と、25日の50メートルバタフライ。特に本命種目とするバタフライでは必ずメダルを獲得し、ロスへとつなげてみせる。

 ▼池江 メダルを目標にしてましたし、力及ばずで非常に残念です。メダルを獲るためのレースをしようと思っていたので、その気持ちが強すぎて前半抑えてしまった。前回大会よりもいい結果で、アジア(大会)は終わりたいと思っていたので、すごく悔しい。混合はメダルを目指して、4人で力を合わせてメダルを持ち帰ってきたい。