土砂崩れ相次ぎ神奈川・千葉で計2人死亡、4人の安否分からず…台風25号が関東最接近
大型で強い台風25号は21日、東京・伊豆諸島周辺の海上を北東に進み、関東地方に最接近した。
気象庁は同日午後0時40分、伊豆諸島の大島町に「レベル5土砂災害特別警報」を発表。土砂崩れが相次ぎ、神奈川、千葉両県で計2人が死亡したほか、神奈川で4人の安否が不明となっている。
同特別警報は、5段階の警戒レベルで最も危険度が高く、今月7日の大島町などへの発表に続き4例目。午後11時に「レベル4土砂災害危険警報」に切り替えられた。
気象庁によると、大島町では午後5時20分までの24時間降水量が686・5ミリと、9月1か月の平年値(341・3ミリ)の2倍に達した。首都圏や静岡県でも午後に雨脚が強まり、1時間降水量は静岡県伊豆市で69・0ミリ、千葉県香取市で61・0ミリを観測。各地で道路の冠水が相次いだ。

神奈川県三浦市と同県横須賀市によると、両市の住宅計4棟が土砂崩れに遭い、20、30、60歳代女性と70歳代男女の計5人が巻き込まれたとみられる。県によると、このうち横須賀市の60歳代女性の死亡が確認された。県は21日、自衛隊に三浦市への災害派遣を要請した。
千葉県袖ケ浦市では21日午後、土砂が流れ込んだ道路の復旧作業中だった男性(51)が、重機ごと土砂崩れに巻き込まれ、搬送先の病院で死亡した。
台風25号は21日午後9時現在、千葉県銚子市の南東約130キロを時速35キロで北東に進んでいる。中心気圧は960ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル。22日には日本の東に離れる見込み。
