あまりにも突然の別れだった。9月9日、野球解説者でスポーツ界の“御意見番”としても知られた張本勲氏が逝った。享年86。

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86歳で亡くなった張本勲氏 ©文藝春秋

国内で唯一、3000本安打を達成したレジェンド

 張本氏は1959年、浪華商業高(現大阪体育大浪商高)から東映(現日本ハム)に入団。巨人、ロッテと3球団を渡り歩き、7度の首位打者に輝いた。幼少期の火傷事故で右手の薬指と小指が使えないハンデを抱えながら、23年間の現役生活で積み上げた安打数はNPB記録の3085本。国内で唯一、3000本安打を達成したレジェンドだ。

 引退後、1999年からは毎週日曜の情報番組「サンデーモーニング」(TBS)にレギュラー出演。

 “親分”の愛称で親しまれた元日ハム監督の大沢啓二氏と、スポーツコーナー「週刊御意見番」を担当したが、名コンビの誕生は偶然の産物だった。交互に出演予定の両名をスタッフがダブルブッキングしてしまったのだ。以来、歯に衣着せぬ2人の掛け合いが人気を博し、「喝!」と「あっぱれ!」は番組名物となった。

「自然とお2人の口から出ていた言葉だったんです」

 2024年3月まで番組の総合司会を務めた関口宏氏が明かす。

「最初は『あのプレーは喝だな』といった感じで、自然とお2人の口から出ていた言葉だったんです。そのうち『喝!』をコーナーのトレードマークにしようということになった。『喝!』があるなら『あっぱれ!』もいるよねと、あのスタイルが定着していったんです」

 2010年に大沢氏が死去すると、2021年末まで、張本氏が御意見番の中心的役割を担った。

 この続きでは、関口氏が語った「サンデーモーニング」の更なる裏話、力道山の未亡人が明かす交流秘話、中畑清氏が明かす張本氏との宿舎でのエピソード、長嶋茂雄氏と張本氏の知られざるやりとりなどを詳しく取り上げている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および9月17日発売の「週刊文春」で読むことができる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年9月24日・10月1日号)