沖縄県知事選で落選確実の報を受けて険しい表情を浮かべる現職の玉城デニー知事

写真拡大

フェイクニュースが拡散

 ふたを開けてみれば、約15万票の大差をつけられて惨敗した玉城デニー沖縄県知事(66)。最大の敗因に挙げられるのが、今年3月、名護市辺野古沖で発生した小型船転覆事故への対応だ。その玉城氏を電話で“直撃”したところ、初めて一連の批判に答えた。

 ***

【写真を見る】手を震わせながら応援演説に臨んだ、古謝玄太氏の妻・亜希子さん

 玉城vs.古謝の事実上の一騎打ちとなった今回の選挙戦は、SNS上にデマ誹謗中傷が飛び交う異例の展開を見せた。地元メディア記者によれば、

「米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古への移設を巡り、反対を掲げてきた玉城氏が“辺野古移設を決めた”というフェイクニュースがXで拡散。また11日には玉城氏を装った〈投票した方へお礼の品を渡す〉〈『沖縄県』を『琉球県』に改称する〉といった偽メールが県内各所に一斉送信されました。陣営側がいくら反論や削除要請を行っても拡散が止まることはありませんでした」

沖縄県知事選で落選確実の報を受けて険しい表情を浮かべる現職の玉城デニー知事

本人が明かす「ダンマリ」の理由

 もっとも、玉城氏の劣勢を決定付けたのは、デマや中傷などでなく、小型船2隻が辺野古沖で転覆した際に見せた“冷淡”な態度だったとの声は消えない。

 事故により、同志社国際高校(京都府)2年生の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡。しかし玉城氏はダンマリを決め込み、発生から1カ月以上もたってからようやく現地へ献花に訪れた。

 当時の対応について、玉城氏本人は、

「まだ“事故の原因は誰にあるのか”という捜査中の段階だったため、なかなか発言できなかった場面があったのは事実です。(それにより)対応に不手際があったように受け取られた面はあったかもしれない」

 そう釈明した上で、

「そもそも沖縄県が直接、今回の事故に関係しているわけではありません。もちろん、人命が失われたという重い事実に対し、ご遺族にお悔やみを申し上げ、関係者の方々にも捜査への徹底協力を要請しました。また県として、600余りの関係団体に文書を発出して、安全管理の問題について積極的に意見交換する姿勢などを示してきました」

校長と面会した理由

“できることはやった”と述べる玉城氏に、事故のわずか2日後、遺族よりも早く同校の西田喜久夫校長と面会した理由を尋ねると、

「だからそれも、あくまで学校側が県に立ち寄るというので、“私どもの方で協力できることがあれば仰ってください”とお伝えしただけです。その場で何らかのすり合わせや学校側からの要望を伝えられた事実などはありません」

 9月17日発売の「週刊新潮」では、玉城氏が語った、選挙戦の敗因や虚偽投稿に対して刑事告訴の準備を進めている意図などと併せて詳しく報じる。

 さらに、関連記事【なぜ「反基地団体」は遺族に謝罪しないのか 幹部に直撃すると、驚きの“言い訳”が】では、「反基地団体」がいまだに遺族への謝罪をしていない理由について報じている。

 さらに、関連記事【なぜ「反基地団体」は遺族に謝罪しないのか 幹部に直撃すると、驚きの“言い訳”が】では、「反基地団体」がいまだに遺族への謝罪をしていない理由について報じている。

「週刊新潮」2026年9月24日・10月1日号 掲載