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 サザンオールスターズ桑田佳祐(70)が12日、ソロツアーの宮城公演を宮城セキスイハイムスーパーアリーナで行った。同所は東日本大震災が発生した2011年の9月に「宮城ライブ」を開催した思い出の場所。震災から15年の節目を迎えた宮城から、今夏に多くの自然災害に見舞われた日本列島に元気を発信した。

 ♪明日へのフレー!!フレー!!…。中盤に届けたのは軽やかな音に乗せて震災からの復興を願った「明日へのマーチ」。震災後、遺体安置所だった同所を初めてコンサートで使用し、自身も食道がんからの復帰となった「宮城ライブ」を象徴する曲だ。歌い終えると「不謹慎かもしれないですが、皆さんのお手を拝借してよろしいですか」と切り出し、「頑張れ熊本!頑張れ日本!」と祈りの“一本締め”でエールを送った。

 今年2月に古希を迎え、「NEW 70's」と掲げたツアー。2時間30分にわたって最新曲「人誑し/ひとたらし」「南谷ミュージック・シティー」などを披露し、足を高く振り上げてステップを踏むなど年齢を感じさせない姿を見せた。昨年のサザンのツアー中には体調不良などに見舞われただけに、大好きな酒を控えるなど体調管理を徹底。「夏祭りツアー」と題した2カ月20公演の過密日程を乗り切ってきた。

 心残りは地震で開催を断念した熊本公演。関係者によると「振り替え公演の開催を模索中」で、実現すれば年末の追加公演と合わせて全29公演と自身最大規模のツアーとなる。桑田は最後に何度も「また会おう!」と口にし、再会を約束した。(高原 俊太)