大阪港の倉庫で保管の小麦に殺虫剤 農水省が10日に立ち入り検査
大阪府内の倉庫で保管されていた小麦に許可されていない殺虫剤が使われたとして、農水省が保管会社に立ち入り検査を行ったことがわかりました。
農水省がきのう(10日)農薬取締法違反に該当しうるとして立ち入り検査を行ったのは大阪市港区の「大阪港埠頭ターミナル」です。ここでは国が輸入し、民間の製粉会社に引き渡した小麦をサイロと呼ばれる丸い筒状の倉庫に保管しています。
会社によりますと、従業員が先月、およそ1705トンの小麦が入った5つのサイロで穀物への使用が認められていない燻煙タイプの殺虫剤を噴霧したということです。
殺虫剤の主成分は「ペルメトリン」という物質で小麦からは残留農薬の基準値を超える量が検出されました。
今回の小麦は食品として流通していませんが、調査では2022年から2025年にかけても同様の事例が判明。その一部はすでに消費者に販売された可能性があるということで、詳細は調査中です。
鈴木農水大臣はけさの会見で「改善が確認できるまでの間、国家貿易で輸入する小麦を同社倉庫に搬入しないことを求める」と対応を明らかにしました。
そのうえで農水省は今後「事実関係を精査したうえで必要な対応を行う」としています。
