優勝し、笑顔を見せる島田麻央(写真/時事通信社)

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 フィギュアスケート女子の島田麻央(17)が、鮮烈なシニア国際大会デビューを果たした。今季グランプリシリーズの前哨戦となるチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯。ショートプログラム(SP)を2位で終えた島田は、フリーで152.48点をマークし、合計231.32点でSP首位の中井亜美ミラノ・コルティナ五輪の銅メダリスト)を逆転。初のシニア国際大会で優勝を飾った。 

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 ジュニア時代には、出場した39大会すべてで無敗。しかし、年齢制限のため2026年のミラノ・コルティナ五輪には出場できなかった。スポーツジャーナリストの折山淑美氏が言う。 

「昨季は怪我で跳べない時期もあり、精神的にも大変な挑戦だったと思います。それに今季から、回転数や連続ジャンプにかかわらず、同じ種類のジャンプは最大3本までというルール変更もあり、得点を伸ばしにくい状況になった。 

 そうしたなかで、昨年の世界のシーズン2位に相当する231点を出したことは多いに評価できます。ジュニア時代に全勝しているからこそ、プレッシャーも大きかったはずです。4回転トーループを成功させての今回の優勝は、"よくやった、さすがだ"と感じました」 

"令和の麻央"へ

 そんな島田が次に見据えるのは、2030年に開催されるフランスアルプス五輪だ。 

「女性は年齢とともに体が変わり、ジャンプが難しくなる選手もいます。ただ、島田さんは完成度の高いジャンプを安定して跳べる選手です。 

 もともと東京の出身でしたが、小学5年生の時に京都へ移ったのは、宮原知子紀平梨花本田真凜など数々の名選手を育てた濱田美栄コーチのもとで指導を受けるためです。そうした環境で努力を重ねてきたからこそ、技術を身につけ、それを本番で出せる精神的な強さも備えている。ここが彼女のすごいところです」(同前) 

「麻央」という名前には、母親がフィギュアスケート選手の浅田真央さんのファンだったことが由来しているという。 

「浅田真央さんとはまた別の存在として、"令和の麻央"という名前で一時代を築いていくでしょう。これからシニアの舞台でどこまで成長していくのか、非常に楽しみです」(同前) 

 さらなる飛躍に期待したい。