バイエルン日本人に代表OB驚愕「これは凄い」 衝撃の″45m弾″は「一人で完結させている」
【専門家の目|太田宏介】谷川萌々子が衝撃の45m弾
バイエルン・ミュンヘン女子のMF谷川萌々子は現地時間9月6日、女子ブンデスリーガ第3節のフライブルク戦で約45メートルの超ロングシュートでネットを揺らした。
この超絶ゴラッソに元日本代表の太田宏介氏も驚愕。来年の女子ワールドカップ(W杯)に向けさらなる期待が高まる逸材を「絶対的な立場にある」存在だと絶賛している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
フライブルク戦の前半18分だった。谷川が相手陣内のセンターサークルでボールを奪うと右足一閃。鮮やかな弧を描いたボールはGKの頭上を越え、ネットを揺らした。
「これは凄い。シンプルに筋力もそうですが、50メートル近く距離が残されているなかで、あのロングシュートを仕留められるキック精度が素晴らしいです。インターセプトからゴールまで“一人で完結”させている。本当に0から100まで1人で作り上げられる」
試合の均衡を破った谷川のゴールに太田氏も驚きを隠しきれない。加えて、「常に相手ゴールに矢印が向いていて、シュートで終わるというところを体現している選手。長谷川唯や長野風花とはまた違った形で日本人女子選手の評価を上げていると思います」と谷川を評した。
これまでにパリ五輪でのブラジル戦をはじめ、シービリーブスカップのコロンビア女子代表戦での“試合開始18秒”弾などロングシュートを何度も沈めてきた谷川。高い決定力はさることながら、両足の高い技術力やキープ力も持ち味で、バイエルンでは中盤に君臨する。かたや、今年6月6日に行われたなでしこジャパンの親善試合・南アフリカ戦ではワントップで起用された。“一人で完結”させられる力を持つ谷川の最適ポジションを太田氏はどう見るのか。
「バイエルンでは監督からの信頼が厚く、本当に全ての攻撃が谷川選手を経由して成り立っている印象なので、絶対的な立場にあります。監督としては絶対的に置いておきたい1人です。
対して、なでしこでは中盤に選手がそろっていることもあり、前線での起用については理解できます。本人がどのポジションを一番望んでいるのかは分かりませんが、まだ21歳と若いですし、かつての澤穂希さんのような良いパス供給源とのコンビネーションをチーム内で構築できれば、点取り屋としての才覚が今後どんどんと発揮されていくかもしれませんね」
ドイツ名門の中盤で絶対的な存在感を見せている谷川。その武器である得点力に磨きをかけ、クラブ・代表の双方で点取り屋として進化する未来はあるのか。逸材のこれからにますます期待がかかる。(FOOTBALL ZONE編集部)
