祖母のタンスから「新渡戸稲造」の5000円札が「100万円分」…! 母は「銀行で新しいお札に交換しなきゃ」と言いますが、そのままでは買い物に使えないのでしょうか?
「新渡戸稲造」の5000円札、現在もお金として使える?
日本銀行によると、1886年(明治18年)にお札の銀行券を発行してから、これまでに発行された銀行券は56種類あります。そのうち31種類は通用力がなくなっており、現在では使用できません。
25種類は現在でも有効です。法令で特別な措置が取られなければ、基本的にお札が通用力を失うことはなく、現在発行されているかどうかに関係なく使用できます。
新渡戸稲造の肖像がある5000円札は、昭和59年11月1日年から平成19年4月1日にかけて発行されており、現在でも使用可能なため、今回のケースの祖母のタンス預金から出てきた新渡戸稲造の5000円札も有効であり、問題なく使用できます。新渡戸稲造の5000円札だけでなく、聖徳太子・福沢諭吉の1万円札や、伊藤博文・夏目漱石の1000円札のほか、旧硬貨の500円玉や100円玉なども同様に使えます。
日本銀行のホームページでは、現在発行されている銀行券や貨幣、そのほか有効な銀行券を見ることができるため、使用したいと思った際は確認するとよいでしょう。
通用力があっても実際に受け付けてもらえるかは別
現在でも多くの旧紙幣や旧硬貨が通用力を持っていますが、街中のすべての場所において不便なく使えるとは限りません。
例えば、聖徳太子の1万円札をスーパーやコンビニで出した際に、旧札を知らない若い世代の店員だった場合は、スムーズに対応してもらえない可能性も考えられます。
また、自動販売機や釣銭機、マルチコピー機の中には、旧紙幣や旧硬貨が使用不可のケースもあるため、注意が必要です。
お店で使えない場合は? 古い紙幣を新しい紙幣に替える方法
日本銀行では、お札を汚したり損傷させたりして使用が困難になった日本銀行券を交換できる、としています。
しかし「両替や新しい日本銀行券(新券)への単純な交換は行いません」と定めており、すべてのお札や硬貨を交換してくれるかは一概にいえません。
現在発行されていないものの有効な紙幣については、流通に不便なお金(聖徳太子の1万円券や記念貨など)については交換すると説明していますが、新渡戸稲造の5000円札については不明なため、日本銀行に問い合わせると安心です。
なお旧紙幣、旧硬貨の交換は日本銀行本店と支店で受け付けています。交換を希望する場合は、日本銀行ホームページの引換受付サイトや電話などで予約しましょう。
新渡戸稲造の5000円札は現在でも有効で流通している
新渡戸稲造の5000円札は現在発行はされていませんが、通用力を失っておらず、現在でも利用可能です。平成19年まで発行されていたゆえに比較的認知度が高いと考えられ、新札に交換しなくてもスーパーやコンビニなどさまざまな場所で使える可能性があります。
ただし、自動販売機や釣銭機などの無人システムでは、非対応のケースもあります。交換したい場合は、日本銀行ホームページの引換受付サイトで予約を入れたり本支店に電話したりして問い合わせをしましょう。
出典
日本銀行 これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか? 古いお札を持っていますが、現在も使えますか?
日本銀行 五千円券
日本銀行 その他有効な銀行券・貨幣
日本銀行 新券発行開始後の引換えに関する留意事項について
日本銀行 損傷したお金の引換え窓口
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

