今日9日の近畿地方は、発達した雨雲が次々に流れ込み、大雨のピークを迎えています。この後は線状降水帯の発生する恐れがあり、大雨による災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

紀伊半島はすでに200ミリを超える大雨 土砂災害の危険度が高い

近畿地方では数日にわたって雨が続き、すでに大雨となっている地域があります。和歌山県など紀伊半島では、今日9日午前10時までの72時間で200ミリを超える降水量を観測している所があります。これまでの大雨や長雨で地盤が緩くなっている場所では、今後少しの雨でも土砂崩れなどの災害が発生する可能性があります。大阪府や和歌山県には9日11時現在、レベル4の土砂災害危険警報の発表されている地域があります。引き続き土砂災害に注意・警戒をしてください。

9日夕方にかけて非常に激しい雨の恐れ 危険な場所には近づかないで

大雨のピークは、今日9日の夕方にかけて続く見通しです。夕方まで1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れがあります。また、線状降水帯が発生すると、急激に大雨災害の危険度が高まる恐れがあります。短時間に雨が強まると道路が川のようになり、アンダーパスなどの周囲よりも低い場所では冠水する可能性があります。冠水した道路は、平坦に見えても普段との変化に気付きにくいものです。急に深みにはまる恐れがありますので、無理して進まずに引き返すことも大切です。

危険と感じた時はすぐに避難を 土砂災害の前触れは

これまでの大雨ですでに地盤の緩んでいる場所があります。大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。