高橋由伸氏(右)と話す藤川監督(撮影・西田忠信)

写真拡大

 「阪神(降雨中止)広島」(8日、甲子園球場)

 悪天候のため、午後3時30分に中止が発表された。首位の阪神は、この日敗れた2位・巨人とは3ゲーム差。デイリースポーツ評論家の谷佳知氏は、ゲーム差以上の「余裕」を指摘した。

  ◇  ◇

 DeNAに連敗し、この日の広島戦は雨天中止となったが、阪神は焦ることはないと思う。

 連敗中は一発でしか得点が奪えないような状況だったが、今季の阪神は佐藤輝、森下がホームランを打ち、打点をあげて勝ってきたチームだ。それを変える必要はない。2人は波が少なく、年間を通して安定しているし、この2人に加えて大山の存在も心強い。3、4、5番を相手は当然、警戒してきているわけだが、それでも結果を出してきている。

 3、4点が取れれば、勝ちパターンに持ちこめるのも強みだ。高橋、村上、才木の3本柱を中心とした先発陣の充実ぶりは言うまでもないし、リリーフ陣の層も厚い。クローザーとしての工藤の存在が大きいし、石井が戻ってきてますます盤石になり、崩れる感じがない。投手力、打撃力、いずれをとっても他のチームより抜きんでている。

 追いかける巨人は、若い力の勢いを感じるし、イケイケで戦っている。怖い物知らずの若さという武器はあるが、ここからは経験の差が出てくるのではないか。阪神は昨年、優勝を経験している。直接対決で巨人に7連勝したように、勝負どころが分かっている。

 ゲーム差は3だが、数字以上に、まだ余裕はあると思う。甲子園での勝率を指摘されることもあるが、これからは本拠地の大きな声援も後押しになり有利に働くのでは。今まで通りの野球をやっていければ、優勝は近づいてくると思う。