東京都新島村に発表されたレベル5土砂災害特別警報について記者会見する気象庁の担当者=7日午前5時16分、気象庁

 秋雨前線などの影響で日本列島は7日、関東を中心に記録的な大雨となった。気象庁は同日、伊豆諸島の東京都新島村と大島町にレベル5土砂災害特別警報を発表、最大級の警戒を求めた。前線が北上し、東北では線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる恐れがある。水没した車から見つかった女性の死亡が確認された他、2人が負傷。鉄道の運休など交通機関にも影響した。

 福島県いわき市では、アンダーパスで車2台が水没し、うち1台から60代女性が意識不明の状態で発見、搬送先で死亡が確認された。千葉市では大雨の影響で2人が転倒し、軽傷を負った。

 新島村は7日午前、住民約2400人を対象に、直ちに命を守る行動を取るよう求める「緊急安全確保」を発表した。

 気象庁によると、本州の南岸付近から延びる前線に暖かく湿った空気が流れ込み、活動が活発となった。前線は北上し、10日ごろにかけて停滞する見通し。

 伊豆諸島では6日から7日にかけて雨脚が強まり、9月の平年の降水量の2倍以上となった。

気象庁東京都港区

雨の中、信号を待つ人たち=7日午前、JR新宿駅前

伊豆諸島方面の船便の欠航を伝える竹芝客船ターミナルのモニター=7日午前、東京都港区