岐阜のケーキ店で「人が刺されガソリンまかれている」と通報、焼け跡から2遺体…搬送後死亡の会社役員が関与か
5日午後9時頃、岐阜県本巣市宗慶のケーキ店「さんらいず」で、「人が刺され、ガソリンがまかれている」と110番があった。
鉄骨2階店舗兼住宅約300平方メートルを焼き、焼け跡から男女2人の遺体が見つかったほか、男女3人が救急搬送され、同県瑞穂市の男性会社役員(70)が死亡した。県警が殺人と現住建造物等放火の容疑で調べている。
北方署の発表によると、出火当時は閉店後で、住人で店のオーナーの曽野さとみさん(66)と同年代の知人ら計11人が、店舗兼住宅の建物内にいた。捜査関係者によると、現場の状況などから、会社役員が事件に関与した可能性があるという。
焼け跡から遺体で見つかった2人のうち、男性は1階部分で血を流し、女性は2階部分で倒れていた。死因は男性が失血死で、女性が一酸化炭素中毒だった。
会社役員は店の駐車場で見つかり、約9時間半後に死亡が確認された。曽野さんと、瑞穂市の男性(65)も搬送された。
11人のうち6人は命に別条はなく、県警が当時の状況などを聞いている。
店で働く50歳代男性によると、曽野さんは5日に集まった人たちと、8~9年前からカラオケやボウリングに行く関係だったという。5日も夜まで曽野さんと働いていた男性は、「トラブルがあったとは聞いていない」といい、「(会うことが)久しぶりで、楽しみにしている様子だった」と話した。
現場は樽見鉄道北方真桑駅の南西約1・2キロの、住宅や田畑が広がる地域にある。建物が燃える様子を見たという近くの50歳代女性は、「(1階部分の)屋根にいた高齢者が、『ハシゴを持ってきてくれ』『助けてくれ』、と呼びかけていた」と振り返った。
