YouTubeチャンネル「となりの弁護士放送局」が「1枚の写真で、会社は潰れる【ネット炎上の地図(2)】」を公開した。シリーズ第2回となる本動画では、光股弁護士とインターン生の町田さんが、火種が投稿の中身や行為そのものにある「自爆型炎上」のメカニズムと対策について解説している。

動画ではまず、従業員が不適切な行為をSNSに投稿する「バイトテロ」の事例を紹介。光股弁護士は、こうした行為が繰り返される理由として、アルバイト特有の「会社への忠誠心の薄さ」と、SNSで承認欲求を満たそうとする若者の傾向を指摘した。さらに、著書『ネット炎上の研究』のデータを引き合いに出し、ルール違反を告白する投稿は人々の「正義感」を煽るため、一般人の投稿であっても企業や政治家より大規模に燃えやすいと解説した。

また、2022年の吉野家「生娘」発言の事例も取り上げ、これもバイトテロと同じ「自爆型」に分類されると分析。内輪向けのブラックジョークや価値観のズレが外部に漏れ出ることで、「人間性が炎上している」と指摘した。さらに、2016年に作られた着物店の広告コピーが3年後に炎上した事例から、「価値観が時代によって移り変わる」ことの恐ろしさや、調子に乗って過激化してしまう「エスカレートの法則」についても言及した。

最後に光股弁護士は、自爆型炎上の対策は行為を変えられないため「出す前が9割」だと強調。「公開範囲を自覚する」「多様な第三者の目を通す」「『前回ウケた』を信じない」という3つの鉄則を提示した。読者にとっても、「インターネットは、すべて玄関の外側」という認識を持ち、SNS発信における「内輪の論理」の危険性を再認識させられる内容となっている。

チャンネル情報

弁護士とインターン生が、ニュースや身近な疑問を題材に、法律と弁護士業務のリアルを、となりの席で聞いているような距離感の雑談形式でお届けするビデオポッドキャスト。運営はプロスパイア法律事務所(東京弁護士会)。毎週木曜17時更新、ナレーション番組「LEGAL INSIGHT」は毎週火曜17時更新。