CERNがRedHat系OSからDebianへの移行作戦を実施中

欧州原子核研究機構(CERN)が2200以上のコンピューターおよび組み込みシステムのOSを「Debian」に移行する計画を進めていることが判明しました。
CERN Transitioning Industrial Computers To Debian After Being A Longtime RHEL Institution - Phoronix
https://www.phoronix.com/news/CERN-Goes-Debian-Leaving-RHEL
Good News! CERN is Migrating Over 2,200 Control Systems to Debian 13
2026年8月29日から30日かけてスイスのヴィンタートゥールでDebian関連カンファレンスのMiniDebConf Winterthur 2026が開催されました。このMiniDebConf Winterthur 2026にCERNのエンジニアであるフェデリコ・ヴァガ氏とニコス・ツィピナキス氏が登壇し、RedHat系OSからDebianへのOS移行計画を明らかにしました。
CERNではRHELをベースとした「Scientific Linux」やRHEL互換の「Cent OS」が採用されてきました。しかし、RedHat系OSで「-march=x86-64-v2」という古いCPUの切り捨てにつながるコンパイラフラグが使われるようになったことを受けてOSの移行を決断したとのこと。

CERNは2026年第4四半期までにDebian 13(コードネーム:Trixie)に移行する計画を進めています。移行対象のデバイスは加速器を制御する2200台以上のマシンで、データーセンターや実験コンピューティングには引き続きRHELやAlmaLinuxが使われるそうです。
MiniDebConf Winterthur 2026の講演内容を記録した動画は以下のリンク先で公開されており、「ch2026-53-controlling-cerns-accelerators-with-debian.av1.webm」をクリックするとCERNの講演動画をダウンロードできます。
Index of /pub/debian-meetings/2026/MiniDebConf-Winterthur
https://mirror.accum.se/pub/debian-meetings/2026/MiniDebConf-Winterthur/
