神奈川唯一の村にある宮ケ瀬小中学校の利活用案、建築士団体が募集 今年3月に休校でアイデアコンペ

休校となった清川村立宮ケ瀬小学校・中学校(同村宮ケ瀬)の利活用に向け、神奈川県建築士事務所協会(横浜市中区)はアイデアコンペを実施している。受賞作品のアイデアが必ず実現されるコンペではないが、使われていない学校や公共施設の新たな利活用の可能性を探るモデルケースとして、全国にコンペを広げたいとしている。19日には公開プレゼンテーションを行う。
文部科学省の2024年度調査によると、全国で施設が現存している廃校数は7612校で、そのうち約4分の1の施設が未活用という。両校のある宮ケ瀬地区はダム建設で多くの住民が転出。児童生徒数が減少し、同小は24年に休校、同中は今年3月に最後の卒業生1人を送り出して休校となった。
コンペは同協会50周年記念事業の一環で企画され、休校施設の利活用案を募集。公共施設としてだけでなく民間の視点も含め、新たな可能性を広く検討することを目的にしている。
同協会の風呂迫泰寛理事(44)は「参加資格や実績要件を問わない。むしろ地域が盛り上がったり、人が集まったりするような『こんなことができたら面白い』という幅広いアイデアが集まったらうれしい」と趣旨を説明する。
