フィットネスクラブの倒産急増! 数が増えすぎ自然淘汰か…前年32件から2026年は40件に到達の可能性
帝国データバンクが「フィットネスクラブ」の倒産動向を公表した。
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今年1~7月の倒産件数は23件で、前年の19件を上回った。通年の倒産件数は2021年まで10件前後で推移していたが、22年には27件に急増し、25年は過去最高の32件を記録した。同じペースが続けば、今年は前年を超え、40件に到達する可能性がある。
今年の23件のうち、6件がパーソナルジム業態。業歴別では設立10年未満が6割を超え、経験の浅い新興ジムの倒産が目立つ。パーソナルジムは短期集中ダイエットを売りにする半面、こうした手法は短期間で顧客が離脱しやすいという(帝国データバンク)。
一方でフィットネス市場全体は好調だ。市場規模はコロナ禍で7085億円から5000億円台に縮小したものの再び拡大し、24年度には7100億円と以前の水準を超えた。店舗数も年々増えており、近年の倒産件数増加は法人数の増加に沿った動きといえる。
では、どういう施設が増えているのか。
矢野経済研究所の調査によると、昨年8月時点の1万3876施設のうち、「24時間型」が最大の36.3%を占め、「パーソナルトレーニングジム」が17.1%、「ヨガ型」が13.5%などとなっている。
25年8月までの1年間に新設された1266施設の内訳は、24時間型が4割を占め、ヨガ型が27.5%、パーソナルトレーニングジムが22%だ。ジムとプールを備えた「総合型」は少数派だった。
「24時間営業のジムは、出勤前と退勤後に運動する人が多く、ニーズが堅い。事業者側から見れば、時間帯によって無人で運用できる点がメリット。ヨガ型はSNSの影響により、女性の間でピラティスが人気だ。ピラティススタジオは筋トレ向けのジムより設備が少なくて済み、インストラクターが個人で開くところもある」(ジム事情に詳しい不動産関係者)
近年の業態は事業者側のハードルが低いようだ。24時間型では“コンビニジム”をうたう「chocoZAP(チョコザップ)」が店舗を拡大している。RIZAPグループが22年から展開し、2000店舗を超えた。直営主義だったが、一時的に業績が悪化したことを背景に、最近ではFC(フランチャイズ)展開を強化している。
前出の不動産関係者は、「小規模業者を対象とした補助金の影響もあり、卸売業者や飲食業者などの異業種からの参入が相次いだ」という。
フィットネス需要の拡大により今後も新規参入が見込まれる。だが、運営の未経験者も多いだけに、自然淘汰による倒産は今後も増えそうだ。
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