KKT熊本県民テレビ

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熊本地震での避難所生活が続く中、一つの支えとなっているのがボランティアによる炊き出しです。

その中に、10年前の地震で被災したイギリス人男性がいます。防災と復興に向き合う思いを取材しました。

8月16日、八代市の避難所で炊き出しをしていたのは、熊本市や福岡県に住む外国人のボランティアです。

ふるまったのは本場ネパールのカレーとナン。

宗教や年齢を問わず食べられるようにと、牛肉を使わず、甘口にしました。

(避難していた人)
「久しぶり食べたね」
「カレー食べたかった」

(避難していたインド出身の人)
「私は牛肉はダメです。私はカレーが一番好きだから、きょうカレーがあるからよかったです」

ボランティアの1人、熊本大学特任教授で、イギリス出身のアンドリュー・ミッチェルさん。

(アンドリュー・ミッチェルさん)
「10年前の経験がありますから、八代に来て何かできるかなと思って」

アンドリューさんは、留学生として熊本大学に通っていた10年前の熊本地震で被災。一時、避難所に身を寄せましたが、言葉の壁に直面しました。

(アンドリュー・ミッチェルさん)
「どこに行けばいいか、誰も英語で教えてくれない。何が起きたのか、情報を英語で教えてくれない。もし英語で情報をもらえるなら、そんなにパニックにならない」

その後、外国人に防災の大切さを伝える活動を続けてきました。

そうした中で起きた今回の地震。当時の自分と同じ不安を抱えないよう、留学生に向けて情報発信をしました。

(アンドリュー・ミッチェルさん)
「私は(熊本市の)龍田に住んでいます。 津波のリスクがありますか?(と問い合わせがあった)。留学生は、今からどうすればいいのか全くわからない可能性が高いから、正確な情報を日本語から英訳して、それをシェアしたりしました」

被災地の力になりたいと参加した炊き出しボランティアにも、やりがいを感じています。

(アンドリュー・ミッチェルさん)
■アンドリューさんインタ
「(カレーを)渡して、笑顔でありがとうって言ってもらって、もう本当に感動しました。日本語の能力がなくても何かできると思います。みんな地震の後、(国籍問わず)同じ人間になれますね。他の人を手伝いたいです」

自らの経験を生かして困っている人を助けたい。そうした思いにも支えられながら復興への歩みは続いていきます。